スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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17.2 Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクション使用時のシステム構成

ここでは,Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクション使用時のシステム構成(Java仮想マシンの実行場所及びJARファイルの格納場所など)について説明します。

<この節の構成>
(1) Java仮想マシンの位置づけ
(2) JRE(Java実行環境)
(3) HiRDB/シングルサーバの場合のシステム構成
(4) HiRDB/パラレルサーバの場合のシステム構成

(1) Java仮想マシンの位置づけ

HiRDBシステムでのJava仮想マシンの位置づけを次の図に示します。

図17-2 HiRDBシステムでのJava仮想マシンの位置づけ

[図データ]

注※1
Java仮想マシンはJRE(Java実行環境)に含まれています。JREについては,「(2)JRE(Java実行環境)」を参照してください。

注※2
JDBCドライバはHiRDBが標準提供しています。

(2) JRE(Java実行環境)

Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクション使用時には,HiRDBサーバにJRE(Java実行環境)が必要となります。

(a) JREの入手方法

各プラットフォームのベンダーのホームページから,JREについての情報を取得し,JREを入手してください。なお,プラットフォームによってJREのバージョンが異なります。各プラットフォームのJREのバージョンを次の表に示します。

表17-2 JREのバージョン

適用OS バージョン
Type2 JDBC
ドライバ使用時
Type4 JDBC
ドライバ使用時
HP-UX 32ビット 1.2.2.04以降 1.4.2以降
64ビット 1.4.2以降
IPF 1.4.2.02以降 1.4.2.02以降
Solaris 32ビット 1.3以降 1.4.2以降
64ビット 1.4.2以降
AIX 32ビット 1.3以降 1.4.2以降
64ビット 1.4.2以降
Linux 32ビット 1.3以降 1.4.2以降
EM64T 1.5.0以降
IPF 1.4.2以降 1.4.2以降

(凡例)
−:Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクションを使用できません。

注※ POSIXライブラリ版だけ対応しています。

(b) バージョン07-02以前のHiRDBで同梱されていたJREの扱い

バージョン07-02以前のHiRDBでは,JREが同梱されていました。使用していたJREは,次に示す契機でインストールディレクトリ及びHiRDB運用ディレクトリから削除されます。

●インストールディレクトリからJREが削除される契機
次のどちらかの契機でJREが削除されます。
  • バージョン07-02以前のHiRDBをアンインストールした場合
  • バージョン07-03以降のHiRDBを上書きインストールした場合

●HiRDB運用ディレクトリからJREが削除される契機
HiRDBをOSから削除する場合に,HiRDBの実行に必要なファイルを削除したとき(pdsetup -dコマンド実行時の問い合わせメッセージにYを応答したとき),JREも削除されます。
(c) バージョン07-03以降のHiRDBにバージョンアップする場合の注意事項

バージョン07-03以降のHiRDBにバージョンアップする場合の注意事項を次に示します。

(3) HiRDB/シングルサーバの場合のシステム構成

Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクション使用時のシステム構成(HiRDB/シングルサーバの場合)を次の図に示します。

図17-3 Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクション使用時のシステム構成(HiRDB/シングルサーバの場合)

[図データ]

(4) HiRDB/パラレルサーバの場合のシステム構成

Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクション使用時のシステム構成(HiRDB/パラレルサーバの場合)を次の図に示します。

図17-4 Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクション使用時のシステム構成(HiRDB/パラレルサーバの場合)

[図データ]