スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
(1) pdfmkfsコマンドでRDエリア用のHiRDBファイルシステム領域を作成します
pdfmkfs -n 100 -l 10 -k DB -i /rdarea/area11
|
- 〔説明〕
- RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域(/rdarea/area11)を作成します。
- -n:HiRDBファイルシステム領域の大きさをメガバイト単位で指定します。
- -l:HiRDBファイルシステム領域に作成するHiRDBファイル数の最大値を指定します。
- -k:RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域を作成するため,DBを指定します。
- -i:HiRDBファイルシステム領域を初期化することを指定します。
- /rdarea/area11:作成するHiRDBファイルシステム領域の名称を指定します。
(2) pdmodコマンドの制御文ファイルを作成します
pdmodコマンドのexpand rdarea文を記述した制御文ファイル(/pdmod/expand01)を作成します。制御文ファイルの内容を次に示します。
expand rdarea RDAREA1 1
file name "/rdarea/area11/file01" 2
initial 1000 segments; 3
|
- 〔説明〕
- 拡張するRDエリア(RDAREA1)を指定します。
- 追加するHiRDBファイルを指定します。
/rdarea/rdarea11は,(1)で作成したHiRDBファイルシステム領域です。
- HiRDBファイルのセグメント数を指定します。
(3) pdmodコマンドでRDエリアを拡張します
- 〔説明〕
- -a:(2)で作成したpdmodコマンドの制御文ファイル名を指定します。
(4) pdlogswap -d sys -wコマンドで,システムログファイルをスワップします
(5) pdcopyコマンドでバックアップを取得します
pdcopy -m /rdarea/mast/mast01 -M r -a -b /pdcopy/backup02
-p /pdcopy/list02
|
- 〔説明〕
- -m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
- -M:バックアップ取得モードを指定します。
- -a:このオプションを指定すると,全RDエリアのバックアップを取得します。RDエリアを拡張すると,マスタディレクトリ用RDエリア及びデータディクショナリ用RDエリアの内容が更新されます。そのため,ここでは全RDエリアのバックアップを取得しています。
- -b:バックアップファイル名を指定します。
- -p:pdcopyコマンドの処理結果リストの出力先を指定します。
- バックアップの取得については,「6. バックアップの取得方法」を参照してください。
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2016, Hitachi, Ltd.