スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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14.1.4 例題2(インデクスの再編成中にRDエリアの容量不足が発生した場合:ログレスモード以外で実行した場合)

インデクスの再編成中にインデクス格納RDエリアの容量不足でpdrorgコマンドが異常終了しました。

<この項の構成>
(1) インデクス格納RDエリアの容量を拡張します
(2) pdholdコマンドでインデクス格納RDエリアを閉塞します
(3) pdrorgコマンドでインデクスを一括作成します
(4) インデクス格納RDエリアのバックアップを取得します
(5) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します

(1) インデクス格納RDエリアの容量を拡張します

RDエリアの容量を拡張する方法については,「15.3 RDエリアの容量を大きくする方法(RDエリアの拡張)」を参照してください。

(2) pdholdコマンドでインデクス格納RDエリアを閉塞します

 
pdhold -r RDAREA1
 

(3) pdrorgコマンドでインデクスを一括作成します

インデクスの再編成時に出力したインデクス情報ファイルを入力情報にして,インデクスの一括作成(-k ixmk指定)を実行してください。

 
pdrorg -k ixmk -t TABLE01 /pdrorg/rorg01
 

〔説明〕
-k:インデクスを一括作成するためixmkを指定します。
-t:インデクスを定義した表の名称を指定します。
/pdrorg/rorg01:pdrorgコマンドの制御文情報ファイル名を指定します。制御文情報ファイルの指定例を次に示します。
 
index INDEX01 RDAREA1 /pdrorg/index_inf01
 
INDEX01:インデクス識別子
RDAREA1:インデクスを格納しているRDエリア名
/pdrorg/index_inf01:インデクス情報ファイル名

(4) インデクス格納RDエリアのバックアップを取得します

更新前ログ取得モード(省略値)でインデクスを一括作成したため,インデクス格納RDエリア(RDAREA1)のバックアップを取得してください。バックアップの取得方法については,「6.4.8 例題8(RDエリア単位にバックアップを取得する場合)」を参照してください。

(5) pdrelsコマンドでRDエリアの閉塞を解除します

 
pdrels -r RDAREA1
 

 

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。