スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
ユティリティを実行した場合,ユティリティの処理状況を知らせるインフォメーションメッセージが,端末の標準出力,syslogfile,及びメッセージログファイルに大量に出力されることがあります。これによって,標準出力の画面がスクロールしたり,ファイルがラップアラウンドしたりして,重要なメッセージが消えてしまうなどの不具合が発生するおそれがあります。
このような不具合が発生する場合,ユティリティが出力するインフォメーションメッセージの出力を抑止してください。なお,インフォメーションメッセージの出力を抑止できるのは,次に示すユティリティです。
ユティリティが出力するメッセージの出力を抑止するには,ユティリティ実行時,次に示すオプションにインフォメーションメッセージ出力抑止レベル(lvl0,lvl1,又はlvl2)を指定します。
オプションの指定値と,メッセージの出力先を次の表に示します。
表8-5 オプションの指定値とメッセージの出力先
オプションの指定値 | 意味 | 出力先 | ||
---|---|---|---|---|
標準出力 | syslogfile及びメッセージログファイル | ワークファイル※ | ||
lvl0 | 出力を抑止しない | ○ | ○ | × |
lvl1 | 標準出力への出力を抑止する | × | ○ | × |
lvl2 | 標準出力,syslogfile及びメッセージログファイルへの出力を抑止する | × | × | ○ |
ワークファイルにメッセージを出力するのはトラブルシュート目的(ユティリティの動作を確認するため)であり,通常,メッセージを確認する必要がない場合はlvl1を指定することをお勧めします。
ユティリティは,次に示す基準に従って出力を抑止するメッセージを決定します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2016, Hitachi, Ltd.