スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
HiRDBをsyslogfileに出力されるメッセージの重要度で監視したり,OSの機能でsyslogfileへのメッセージ出力抑止をしたりしている場合,監視対象の重要度ではないメッセージも監視するために,ユーザが監視が必要と判断するメッセージの重要度表示を変更して,そのメッセージをsyslogfileに出力できます。例えば,HiRDBのメッセージの重要度がW(警告)のメッセージだけを監視している場合,システムの状況を表す,重要度がI(インフォメーション)のメッセージを監視できないことがあります。このようなとき,メッセージの重要度表示をWに変更して,syslogfileに出力し,監視漏れを防ぎます。
重要度表示を変更するメッセージIDと,変更後の重要度をpdmlgputオペランドに指定します。なお,このオペランドでは,メッセージの出力抑止も指定できるため,-sオプションにはYを指定します。
HiRDBのメッセージの重要度 | syslogfileに出力されるメッセージの優先度 |
---|---|
E | err(error) |
W | warning(warn) |
Q | notice |
I | info |
インフォメーションメッセージのKFPH00211-I及びKFPH00212-Iメッセージの重要度表示を警告メッセージに変更し,KFPH00211-W及びKFPH00212-Wメッセージとしてsyslogfileに出力します(メッセージログファイルに出力されるメッセージの重要度はインフォメーションのままです)。この場合のpdmlgputオペランドの指定例を次に示します。
pdmlgput -s Y -l W -m KFPH00211,KFPH00212 |
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