スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
Linux版HiRDBの場合,拡張SYSLOG機能※を適用できます。拡張SYSLOG機能をインストールして,機能を適用することで,syslogfileの信頼性向上,及びsyslogfileの文字コード変換ができます。
syslogfileに大量にメッセージが出力され,メモリ不足になった場合など,メッセージが正しくsyslogfileに出力されないで,消失するおそれがあります。拡張SYSLOG機能を適用すると,syslogfileへのメッセージ出力に失敗したとき,出力をリトライします。これによって,メッセージの消失を防ぎます。
syslogfileに出力するメッセージの文字コードをSJISからUTF-8に変換します。文字コードを変換することで,syslogfileに出力されるメッセージの文字コードがUTF-8に統一されるため,次のメリットがあります。
syslogfileの信頼性向上,及びsyslogfileの文字コード変換をする場合に,前提となるLinuxのバージョン,前提PPとそのバージョンの組み合わせを次の表に示します。
なお,syslogfileの文字コード変換を行うためには,この条件に加えて,HiRDBが使用する文字コードがSJISである(pdsetupコマンドの-cオプションにsjisを指定)必要があります。
表8-6 前提となるLinuxのバージョン,前提PPとそのバージョンの組み合わせ
Linuxのバージョン | 前提PP | 適用できる機能 | ||
---|---|---|---|---|
拡張SYSLOG機能 | 日立コード変換 | |||
x86版 | Linux 4 Update 3 | 01-02以降 | − | syslogfileの信頼性向上 |
Linux 4.5 | ||||
Linux 5.1 | 02-00以降 | |||
02-01以降 | Runtime 02-03以降 |
|
||
Linux 5.1 SA | 02-01以降 | |||
Linux 5.3※2 | 02-03以降 | |||
Linux 5.4 | 02-04以降 | |||
EM64T版 | Linux 4.5 | 01-02以降 | − | syslogfileの信頼性向上 |
Linux 5.1 | 02-00以降 | |||
02-01以降 | Runtime 02-05以降※1 |
|
||
Linux 5.1 SA | 02-01以降 | |||
Linux 5.3※2 | 02-03以降 | |||
Linux 5.4 | 02-04以降 | |||
IPF版 | Linux 4 Update 3 | 01-00以降 | − | syslogfileの信頼性向上 |
Linux 4.5 | 01-01以降 | |||
Linux 5.1 | 02-00以降 | Runtime(64) 02-03以降 |
|
|
Linux 5.1 SA | 02-00以降 |
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