スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
システムログファイルの容量不足が発生すると,HiRDBシステム(又はユニット)が異常終了します。これを回避するため,自動的にシステムログファイルの容量を拡張する機能(システムログファイルの自動拡張機能)を提供しています。この機能を適用することで,システムログファイルの容量不足によるHiRDBシステム(又はユニット)の異常終了の頻度を低減できます。
システムログファイルを自動拡張する契機には,次の二つがあります。
システムログファイルを自動拡張する契機になった場合,KFPS01391-Iメッセージとシステムログファイルの状態情報ファイルが出力されます。システムログファイルの状態情報ファイルについては,「3.10.7 システムログファイルの状態情報ファイルの出力(自動拡張機能)」を参照してください。
なお,契機1でシステムログファイルを自動拡張する場合,警告メッセージの出力や,新規トランザクションのスケジューリング抑止などは行いません。
システムログファイルを拡張する契機ごとに自動拡張する方法を説明します。
図3-8 システムログファイルの自動拡張の概要(契機1の場合)
図3-9 システムログファイルの自動拡張の概要(契機2の場合)
なお,システムログファイルを二重化している場合,ファイルグループごとに両系のシステムログファイルを拡張します。
自動拡張時のHiRDBの処理の詳細については,「3.10.3 自動拡張時のHiRDBの処理」を参照してください。
システムログファイルの自動拡張機能を適用している場合でも,次に示す契機でシステムログファイルは自動拡張できなくなります。
1.以外の場合,システムログファイルは拡張対象外となります。自動拡張できなくなった場合のHiRDB管理者の処置については,「3.10.4 自動拡張できなくなった場合のHiRDB管理者の処置」を参照してください。
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