スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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3.10.3 自動拡張時のHiRDBの処理

<この項の構成>
(1) 契機1で自動拡張する場合
(2) 契機2で自動拡張する場合
(3) 拡張中にユニットが異常終了した場合

(1) 契機1で自動拡張する場合

システムログファイルの空き容量監視機能で,システムログファイルの空き率が警告値未満になったことをHiRDBが検知した場合に自動拡張するときのHiRDBの処理の詳細を次に示します。

(2) 契機2で自動拡張する場合

現用のシステムログファイル満杯によるスワップ時に,スワップ先にできる状態の待機ファイルがない場合に自動拡張するときのHiRDBの処理の詳細を次に示します。

(3) 拡張中にユニットが異常終了した場合

システムログファイルの自動拡張中にユニットが異常終了した場合,ユニット再開始後に自動拡張可否の状態を引き継ぎます。

なお,ユニットが異常終了したタイミングによっては,拡張中だったシステムログファイルがあるHiRDBファイルシステム領域に不整合が発生するおそれがあります。その場合,pdffsckコマンドでHiRDBファイルシステム領域の整合性の検証及び修復を行う必要があります。