スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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1.1.1 開始モード

HiRDBには,次の表に示す開始モードという概念があります。開始モードによって,pdstartコマンドのオプションが異なります。

表1-1 HiRDBの開始モード

開始モード 実行コマンド 開始モードの説明 前回の終了モード
正常開始 pdstart 通常の開始モードです。正常開始では,前回稼働時の情報を引き継ぎません。
ただし,次に示す情報は引き継ぎます。
  • レプリカRDエリアのレプリカステータス
  • 障害閉塞しているRDエリアの状態
正常終了
再開始※1 前回の終了モードが右記の場合,HiRDBは(自動的に)再開始となります。再開始では,前回稼働時の情報を引き継ぎます。再開始時に引き継ぐ情報の詳細は,「19.1.5 HiRDBが再開始するときに引き継ぐ情報」を参照してください。 計画停止
強制終了
異常終了
強制開始※2 pdstart dbdestroy 通常は使用しないでください。HiRDBを再開始できないときに使用します。HiRDBを強制的に開始します。 なし
※3 pdstart - i 通常は使用しないでください。データベースを再度初期設定するときの開始方法です。
pdstart -r 〔-t〕 通常は使用しないでください。マスタディレクトリ用RDエリアに障害が発生したときの開始方法です。
pdstart -a 通常は使用しないでください。フロントエンドサーバがSUSPEND状態のときの開始方法です。

注※1
再開始をする前に,必ず「1.7.2 計画停止,強制終了,又は異常終了したときの注意事項」を参照してください。

注※2
強制開始をする前に,必ず「1.6.2 HiRDB(ユニット)を強制開始するときの注意事項」を参照してください。

注※3
これらの開始方法の利用方法については,「1.3 特別な開始方法」を参照してください。