オペランドの形式

スケーラブルデータベースサーバ　HiRDB Version 8 システム定義（UNIX(R)用）

6.1　オペランドの形式

フロントエンドサーバ定義ではフロントエンドサーバの実行環境を定義します。ここでは，フロントエンドサーバ定義の各オペランドの形式について説明します。なお，表中の「番号」は，「6.2　オペランドの説明」で説明するオペランドに付けた番号と対応しています。

●HiRDBシステム定義を初めて作成される方へ: 太字表示されているオペランドの指定値をまず決めてください。基本的には，太字表示されているオペランドを指定すれば，HiRDBを開始できます。

(1)　プロセス

番号	形式
1	〔set pd_process_count = 常駐プロセス数〔，サーバ開始時の常駐プロセス数〕〕^※
2	〔set pd_server_cleanup_interval = 非常駐サーバプロセス停止処理の実行間隔〕^※
3	〔set pd_svr_castoff_size = 1サーバプロセスが使用するメモリサイズの上限値〕^※

(2)　SQLの最適化

番号	形式
4	〔set pd_optimize_level = SQL最適化オプション〔，SQL最適化オプション〕…〕^※
5	〔set pd_additional_optimize_level = SQL拡張最適化オプション〔，SQL拡張最適化オプション〕…〕^※
6	〔set pd_floatable_bes = "バックエンドサーバ名"〔，"バックエンドサーバ名"〕…〕
7	〔set pd_non_floatable_bes = "バックエンドサーバ名"〔，"バックエンドサーバ名"〕…〕

(3)　システム監視

番号	形式
8	〔set pd_watch_pc_client_time = クライアントからの要求間隔監視時間〕^※
9	〔set pd_spd_syncpoint_skip_limit = シンクポイントダンプ有効化処理のスキップ回数上限値〕^※

(4)　SQL実行時間警告出力機能

番号	形式
10	〔set pd_cwaittime_wrn_pnt = SQL実行時間警告情報の出力条件（比率指定）\| SQL実行時間警告情報の出力条件（時間指定）〕^※

(5)　拡張SQLエラー情報出力機能

番号	形式
11	〔set pd_uap_exerror_log_use = YES \| NO〕^※

(6)　排他制御

番号	形式
12	〔set pd_fes_lck_pool_size = フロントエンドサーバの排他制御用プールサイズ〕^※
13	〔set pd_fes_lck_pool_partition = フロントエンドサーバの排他制御用プール分割数〕^※
14	〔set pd_lck_hash_entry = 排他制御用プールで使用するハッシュエントリ数〕^※

(7)　バッファ

番号	形式
15	〔set pd_sql_object_cache_size = SQLオブジェクト用バッファ長〕^※
16	〔set pd_table_def_cache_size = 表定義情報用バッファ長〕^※
17	〔set pd_auth_cache_size = ユーザ権限情報用バッファ長〕^※
18	〔set pd_view_def_cache_size = ビュー解析情報用バッファ長〕^※
19	〔set pd_alias_cache_size = 表別名定義情報格納バッファ長〕^※
20	〔set pd_type_def_cache_size = ユーザ定義型情報用バッファ長〕^※
21	〔set pd_routine_def_cache_size = ルーチン定義情報用バッファ長〕^※
22	〔set pd_registry_cache_size = レジストリ情報用バッファ長〕^※

(8)　RPCトレース情報

番号	形式
23	〔set pd_rpc_trace = Y \| N〕^※
24	〔set pd_rpc_trace_name = "RPCトレースを取得するファイル名称"〕^※
25	〔set pd_rpc_trace_size = RPCトレースを取得するファイルの容量〕^※

(9)　トラブルシュート情報

番号	形式
26	〔set pd_module_trace_max = モジュールトレース格納最大数〕^※
27	〔set pd_module_trace_timer_level = モジュールトレース出力時刻取得方法〕^※
28	〔set pd_pth_trace_max = 通信トレース格納最大数〕

(10)　セキュリティ

番号	形式
29	〔set pd_audit_def_buffer_size = セキュリティ監査情報用バッファ長〕^※

(11)　分散データベース

番号	形式
30	〔set pd_node_name = 自ノードのRDノード名称〕

(12)　Java

番号	形式
31	〔set pd_java_stdout_file = "Java仮想マシンの標準・標準エラー出力の設定先ファイル"〕^※
32	〔set pd_java_castoff = Y｜N〕

(13)　システムログファイル

番号	形式
33	〔set pd_log_dual = Y \| N〕^※
34	〔set pd_log_dual_write_method = serial \| parallel〕
35	〔set pd_log_remain_space_check = warn \| safe〕^※
36	〔set pd_log_auto_unload_path = "アンロードログファイルの出力先ディレクトリ"〔，"アンロードログファイルの出力先ディレクトリ"〕…〕
37	〔set pd_log_singleoperation = Y \| N〕^※
38	〔set pd_log_rerun_reserved_file_open = Y \| N〕^※
39	〔set pd_log_rerun_swap = Y \| N〕^※
40	〔set pd_log_swap_timeout = システムログファイルのスワップ完了待ち時間〕^※
41	〔set pd_log_unload_check = Y \| N〕^※
42	〔set pd_log_max_data_size = ログ入出力バッファ長〕^※
43	〔set pd_log_write_buff_count = ログ出力バッファ面数〕^※
44	〔set pd_log_rec_leng = システムログファイルのレコード長〕^※
45	〔set pd_log_rollback_buff_count = ロールバック用ログ入力バッファ面数〕^※
46	〔set pd_log_auto_expand_size = システムログファイルの拡張契機1回当たりに拡張するサイズ〔，拡張上限サイズ〕〕^※

(14)　シンクポイントダンプファイル

番号	形式
47	〔set pd_spd_dual = Y \| N〕^※
48	〔set pd_spd_assurance_msg = Y \| N〕^※
49	〔set pd_spd_assurance_count = 有効保証世代数〕^※
50	〔set pd_spd_reduced_mode = 縮退運転オプション〕^※
51	〔set pd_spd_reserved_file_auto_open = Y \| N〕^※
52	〔set pd_spd_max_data_size = シンクポイントダンプファイルのバッファ長〕^※
53	〔set pd_log_sdinterval = システムログ出力量〔，経過時間〕〕^※

(15)　サーバ用ステータスファイル

番号	形式
54	set pd_sts_file_name_1 = "論理ファイル名"，"A系ステータスファイル名"，"B系ステータスファイル名"
	〔set pd_sts_file_name_2 = "論理ファイル名"，"A系ステータスファイル名"，"B系ステータスファイル名"〕
	〔set pd_sts_file_name_3 = "論理ファイル名"，"A系ステータスファイル名"，"B系ステータスファイル名"〕
	〔set pd_sts_file_name_4 = "論理ファイル名"，"A系ステータスファイル名"，"B系ステータスファイル名"〕
	〔set pd_sts_file_name_5 = "論理ファイル名"，"A系ステータスファイル名"，"B系ステータスファイル名"〕
	〔set pd_sts_file_name_6 = "論理ファイル名"，"A系ステータスファイル名"，"B系ステータスファイル名"〕
	〔set pd_sts_file_name_7 = "論理ファイル名"，"A系ステータスファイル名"，"B系ステータスファイル名"〕
55	〔set pd_sts_subfile_name_1 = "論理ファイル名"，"A系副ステータスファイル名"，"B系副ステータスファイル名"〕
	〔set pd_sts_subfile_name_2 = "論理ファイル名"，"A系副ステータスファイル名"，"B系副ステータスファイル名"〕
	〔set pd_sts_subfile_name_3 = "論理ファイル名"，"A系副ステータスファイル名"，"B系副ステータスファイル名"〕
	〔set pd_sts_subfile_name_4 = "論理ファイル名"，"A系副ステータスファイル名"，"B系副ステータスファイル名"〕
	〔set pd_sts_subfile_name_5 = "論理ファイル名"，"A系副ステータスファイル名"，"B系副ステータスファイル名"〕
	〔set pd_sts_subfile_name_6 = "論理ファイル名"，"A系副ステータスファイル名"，"B系副ステータスファイル名"〕
	〔set pd_sts_subfile_name_7 = "論理ファイル名"，"A系副ステータスファイル名"，"B系副ステータスファイル名"〕

(16)　サーバ用ステータスファイル（障害発生時）

番号	形式
56	〔set pd_sts_initial_error = stop \| continue \| excontinue〕^※
57	〔set pd_sts_singleoperation = stop \| continue〕^※
58	〔set pd_sts_last_active_file = "論理ファイル名"〕
59	〔set pd_sts_last_active_side = A \| B〕
60	〔set pd_sts_last_active_subfile = "論理ファイル名"〕
61	〔set pd_sts_last_active_side_sub = A \| B〕

(17)　システムログファイルの構成

番号	形式
62	｛｛pdlogadfg -d sys -g ファイルグループ名〔ONL〕｝｝
63	｛｛pdlogadpf -d sys -g ファイルグループ名 -a "システムログファイル名" 〔-b "システムログファイル名"〕｝｝

(18)　シンクポイントダンプファイルの構成

番号	形式
64	｛｛pdlogadfg -d spd -g ファイルグループ名〔ONL〕｝｝
65	｛｛pdlogadpf -d spd -g ファイルグループ名 -a "シンクポイントダンプファイル名" 〔-b "シンクポイントダンプファイル名"〕｝｝
66	｛｛pdlogadfg -d ssp -g ファイルグループ名〔ONL〕｝｝
67	｛｛pdlogadpf -d ssp -g ファイルグループ名 -a "副シンクポイントダンプファイル名" 〔-b "副シンクポイントダンプファイル名"〕｝｝

(19)　プラグイン

番号	形式
68	｛｛〔 pdplgprm -n プラグイン名称〔 -s 共用メモリサイズ〕〕｝｝

(20)　HiRDB External Data Access機能

番号	形式
69	｛〔pdhubopt -s 外部サーバ名 -f Hub最適化情報定義ファイル名〕｜〔pdhubopt -d 外部サーバ種別〔-v 外部サーバのバージョン〕 -f Hub最適化情報定義ファイル名〕｝

注※

このオペランドを省略すると，サーバ共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。

ただし，次に示すオペランドについては，サーバ共通定義ではなく，システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。

pd_optimize_level
pd_additional_optimize_level
pd_cwaittime_wrn_pnt
pd_uap_exerror_log_use

6.1 オペランドの形式

6.1　オペランドの形式