スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(UNIX(R)用)

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6.2.20 HiRDB External Data Access機能に関するオペランド

HiRDB External Data Access機能については,マニュアル「HiRDB External Data Access Version 8」を参照してください。

なお,HiRDBの稼働プラットフォームによってはHiRDB External Data Access機能を使用できません。詳細については,マニュアル「HiRDB Version 8 解説」の「HiRDB External Data Access」を参照してください。

69) pdhubopt
Hub最適化情報定義を適用する外部サーバを指定します。このオペランドは次に示すどちらかの形式で指定します。
  • pdhubopt -s 外部サーバ名 -f Hub最適化情報定義ファイル名
  • pdhubopt -d 外部サーバ種別 〔-v 外部サーバのバージョン〕 -f Hub最適化情報定義ファイル名
●-s 外部サーバ名 〜<1〜30文字の識別子>
CREATE SERVERで指定する外部サーバ名を指定します。Hubの最適化を外部サーバごとに行う場合に指定します。このオプションを指定した場合は,-d及び-vオプションを指定できません。
このオプションに指定した外部サーバ名が登録されていない場合,$PDCONFPATH下に「外部サーバ.opt」ファイルがあると,次に示すようにこのオペランドが指定されていると仮定されます。
pdhubopt -s 外部サーバ名 -f 外部サーバ名.opt
 
●-d 外部サーバ種別〔-v 外部サーバのバージョン〕
Hubの最適化を外部サーバの種別ごと,及び外部サーバのバージョンごとに行う場合に指定します。外部サーバの種別ごと,外部サーバのバージョンごとに次のように指定します。なお,このオプションを指定した場合は,-sオプションを指定できません。
外部サーバの種別 -dオプションの指定値※1 -vオプションの指定値※2
HiRDB Version 6以降 HIRDB 6.0
HiRDB Version 5.0 5.0
XDM/RD E2 XDMRD 6.0
Oracle8i ORACLE 8.1.5
Oracle9i 9.2
Oracle 10g 10.1
DB2 DB2_UDB_OS390 6.0
注※1 CREATE SERVERのTYPE句のサーバ種別と同じです。
注※2 CREATE SERVERのVERSION句のサーババージョンと同じです。
 
●-f Hub最適化情報定義ファイル名
Hub最適化情報定義ファイルの名称を指定します。パス名は指定しないでファイル名称だけ指定してください。また,Hub最適化情報定義ファイルは$PDDIR/conf下に格納してください。
 
《前提条件》
HiRDB External Data Accessが必要です。
《オペランドの指定方法》
  • このオペランドは複数個指定できます。
  • 特定の外部サーバのHub最適化情報定義ファイルを個別に管理する場合は,-s(外部サーバ名)を指定してください。
  • 複数の外部サーバを利用する場合,同一のDBMSでHub最適化情報定義ファイルを共用化したいときは-d(外部サーバ種別)及び-v(外部サーバのバージョン)を指定してください。
《注意事項》
  • -s(外部サーバ名)を指定する場合の注意事項
    以下に示す文字を含む外部サーバ名は指定できません。指定した場合,表識別子に外部表を指定したSQLの動作を保証できません。
    ・半角空白
    ・半角ハイフン(-)
    ・\
    ・@
    ・#
    上記文字を含む外部サーバ名をCREATE SERVERに指定し,Hubの最適化を外部サーバごとに行う場合は,-sオプションに上記文字を含む外部サーバ名を指定したpdhuboptを省略し,%PDCONFPATH%下に「外部サーバ名.opt」のファイル名称でHub最適化情報定義ファイルを格納してください。
  • Hub最適化情報定義ファイルが複数ある場合の注意事項ここで指定した条件が一致するすべてのHub最適化情報定義ファイルが適用されます。優先順位は-sの指定,-d及び-vの指定,-dだけの指定の順になります。
(例)
外部サーバにHiRDB Version 6(サーバ名:hirdb_v6_01)とHiRDB Version 5.0を使用しています。pdhuboptオペランドの指定は次のようになっています。
pdhubopt -d HIRDB -f hubopt1           1
pdhubopt -d HIRDB -v 6.0 -f hubopt2    2
pdhubopt -s hirdb_v6_01 -f hubopt3     3
 
  • HiRDB Version 6には1〜3のHub最適化情報定義ファイルが適用されます。同じオペランドが指定されている場合は,3の指定値が一番優先されます。1と2で同じオペランドが指定されている場合は,2の指定値が優先されます。
  • HiRDB Version 5.0には1のHub最適化情報定義ファイルが適用されます。