1.3.3　TP1/EEから値が渡される引数

「1.2.4　TP1/EEから値が渡される引数（TP1/EE独自）」を参照してください。

メッセージ種別がX'13'の場合

拡張トランザクション情報

OBMの拡張トランザクション情報が設定されます。

01 一意名1.
  02 データ名A1  PIC X(1).          OBMトランザクション種別
  02 FILLER      PIC X(7).          予備
  02 データ名A2  ADDRESS.  オープントランザクションインタフェースアドレス
  02 データ名A3  ADDRESS.  ノーマルトランザクションインタフェースアドレス
  02 データ名A4  ADDRESS.  クローズトランザクションインタフェースアドレス
  02 FILLER      PIC X(64).        予備

データ名A1

OBMのトランザクション種別が設定されます。

　VALUE 'O'：オープントランザクション

　VALUE 'N'：ノーマルトランザクション

　VALUE 'C'：クローズトランザクション
データ名A2

オープントランザクションのインタフェースのアドレスです。OBMのトランザクション種別が'O'の場合に参照できます。
データ名A3

ノーマルトランザクションのインタフェースのアドレスです。OBMのトランザクション種別が'N'の場合に参照できます。
データ名A4

クローズトランザクションのインタフェースのアドレスです。OBMのトランザクション種別が'C'の場合に参照できます。

オープントランザクションインタフェース

01 一意名1.
  02 データ名A1    PIC S9(9) COMP.       ロット名長
  02 データ名A2    PIC X(9).             ロット名
  02 FILLER        PIC X(3).             予備
  02 データ名A3    PIC X(1).             バッチの形式
  02 データ名A4    PIC X(1).             要求種別
  02 データ名A5    PIC X(1).             OBM状態
  02 FILLER        PIC X(61).            予備

データ名A1

開始要求を受け付けた最上位のロット名（OBM名）長が設定されます。
データ名A2

開始要求を受け付けた最上位のロット名（OBM名）が設定されます。
データ名A3

バッチの形式が設定されます。

　VALUE 'D' データ型OBM

　VALUE 'E' イベント型OBM
データ名A4

開始要求種別が設定されます。

　VALUE 'S' OBM開始

　VALUE 'R' OBM再開始
データ名A5

OBM開始，再開始要求を受け付けた時のOBMの状態が設定されます。

　VALUE 'I' 初期状態

　VALUE 'P' 計画停止中

　VALUE 'F' 強制停止中

ノーマルトランザクションインタフェース

01 一意名1. 
  02 データ名A1    PIC S9(9) COMP OCCURS 4 TIMES.    ロット名長
  02 データ名A2    PIC X(9) OCCURS 4 TIMES.          ロット名
  02 データ名A3    PIC S9(9) COMP.                   ロット名数
  02 データ名A4    PIC S9(9) COMP OCCURS 4 TIMES.    ユーザが任意に設定したロットID
  02 データ名A5    PIC S9(9) COMP OCCURS 7 TIMES.    バッチデータのキー長
  02 データ名A6    PIC X(8) OCCURS 7 TIMES.          バッチデータのキー
  02 FILLER        PIC X(3).
  02 データ名A7    PIC X(1).                         バッチの形式
  02 データ名A8    PIC S9(9) COMP.                   バッチデータの通番
  02 データ名A9    PIC S9(9) COMP.    ノーマルトランザクション処理済み件数
  02 データ名A10   PIC S9(9) COMP.                    処理済み件数
  02 FILLER        PIC X(32).                         予備

データ名A1

ロット名長が設定されます。

配列の1番目が最上位のロット名長で，以下昇順に下位ロットのロット名長が設定されます。配列の4番目の要素は，今後の拡張用です。
データ名A2

ロット名が設定されます。

配列の1番目が最上位のロット名で，以下昇順に下位ロットのロット名が設定されます。配列の4番目の要素は，今後の拡張用です。
データ名A3

ロット名長，ロット名，およびロットIDの数が設定されます（最下位ロットのロットレベル）。
データ名A4

開始UOCでユーザが設定したロットIDが設定されます。

配列の1番目が最上位のロットIDで，以下昇順に下位ロットのロットIDが設定されます。
データ名A5

バッチデータのキーの長さが設定されます。データ型OBMの場合に設定されます。OBM構成定義lotentry -k keyn_sizeオペランドの設定値が配列のn番目に設定されます。ロット構成が1階層の場合は，キーの長さは0が設定されます。

配列の4番目以降は，今後の拡張用です。
データ名A6

バッチデータのキーが設定されます。データ型OBMの場合に設定されます。OBM構成定義の最下位ロットのlotdef -k hexnオペランドの設定値が配列のn番目に設定されます。ロット構成が1階層の場合は，キーは設定されません。

配列の4番目以降は，今後の拡張用です。
データ名A7

バッチの形式が設定されます。

　VALUE 'D' データ型OBM

　VALUE 'E' イベント型OBM
データ名A8

バッチデータの通番が設定されます。データ型OBMの場合に設定されます。
データ名A9

該当ロットのノーマルトランザクションの正常終了によって処理済みとしたバッチデータ件数が設定されます。データ型OBMでトレーラレコードのノーマルトランザクションの場合に設定されます。

トランザクション種別が「ER」の場合は，処理済みとしたバッチデータ件数が設定されないで0が設定されることがあります。
データ名A10

該当ロットの処理済みのバッチデータ件数が設定されます。データ型OBMでトレーラレコードのノーマルトランザクションの場合に設定されます。処理済みのバッチデータ件数に数えられるのは，次の件数の和です。
- ノーマルトランザクションの正常終了によって処理済みとした件数
- OBM構成定義obmdef -eにskipを設定した場合にノーマルトランザクションの異常終了によって処理済みとした件数
- eeobmskipコマンドで処理済みとした件数
トランザクション種別が「ER」の場合は，処理済みとしたバッチデータ件数が設定されないで0が設定されることがあります。

クローズトランザクションインタフェース

01 一意名1.
  02 データ名A1    PIC S9(9) COMP.    ロット名長
  02 データ名A2    PIC X(9).          ロット名
  02 FILLER        PIC X(1).          予備
  02 データ名A3    PIC X(1).          バッチの形式
  02 データ名A4    PIC X(1).          OBM状態
  02 データ名A5    PIC S9(9) COMP.    停止，終了理由コード
  02 データ名A6    PIC S9(9) COMP.    ユーザが設定した停止，終了理由コード
  02 データ名A7    PIC S9(9) COMP.    ノーマルトランザクション処理済み件数
  02 データ名A8    PIC S9(9) COMP.    処理済みトレーララベル数
  02 データ名A9    PIC S9(9) COMP.    処理済み件数
  02 データ名A10   PIC S9(9) COMP.    一連通番の最大値の合計
  02 FILLER        PIC X(60).          予備

データ名A1

最上位のロット名（OBM名）長が設定されます。
データ名A2

最上位のロット名（OBM名）が設定されます。
データ名A3

バッチの形式が設定されます。

　VALUE 'D' データ型OBM

　VALUE 'E' イベント型OBM
データ名A4

OBM停止，終了要求を受け付けたときの要求された終了，停止形態が設定されます。

　VALUE 'P' 計画停止

　VALUE 'F' 強制停止

　VALUE 'E' 強制終了

　VALUE 'N' 正常終了
データ名A5

OBMが停止した理由コードが設定されます。強制終了の場合は，計画停止，または強制停止時の理由コードが引き継がれます。

0 停止していない（正常終了の場合に設定されます）

1 ユーザ要求

3 全ロット停止

11 TP1/EE再開始

21 ノーマルトランザクション異常終了

22 オープントランザクション異常終了

23 クローズトランザクション異常終了

24 終了UOCの設定値不正

31 バッチデータ入力障害

32 メモリ不足

33 データ通番抜け

34 サービス名不正

35 バッチデータ表不正

36 ヒューリスティックハザード決着による通番矛盾

37 処理済み通番管理表RDエリア不足

38 ロットスケジューラ障害

39 トランザクションレベル名不正

41 BCMからBCSへ送信時の通信障害

42 BCSからの応答受信時の通信障害

43 BCSからのalive電文タイムアウト

46 OBM開始コマンドからのalive電文タイムアウト

99 その他要因
データ名A6

ユーザが停止要求時に設定した理由コードが設定されます。停止した理由コードが'01'以外の場合は，設定されません。
データ名A7

該当OBMの全ロットのノーマルトランザクションの正常終了によって処理済みとしたバッチデータ件数が設定されます。データ型OBMの場合に設定されます。2,147,483,647を超える場合は，2,147,483,647が設定されます。

ノーマルトランザクションで処理済みとしたトレイラレコードの数は含みません。

BCSのTP1/EEがプロセスダウンした場合は，実際の処理済み件数より少ない値が設定されることがあります（該当ロットの処理済み通番管理表に排他が掛かったままとなっていると確認できないため）。
データ名A8

該当OBMの全ロットのノーマルトランザクションの正常終了によって処理済みとしたトレイラレコードの数が設定されます。トレイラレコードをノーマルトランザクションで処理しない場合は，カウントされません。トレイラレコードをeeobmskipコマンドで処理済みとした場合，およびOBM構成定義obmdef -eにskipを設定した場合にノーマルトランザクションの異常終了によって処理済みとした場合は，その件数を含みません。
データ名A9

該当OBMの全ロットの処理済みのバッチデータ件数が設定されます。データ型OBMの場合に設定されます。処理済みのバッチデータ件数に数えられるのは，次の件数の和です。2,147,483,647を超える場合は，2,147,483,647が設定されます。BCSのTP1/EEがプロセスダウンした場合は，実際の処理済み件数より少ない値が設定されることがあります（該当ロットの処理済み通番管理表に排他が掛かったままとなっていると確認できないため）。
- ノーマルトランザクションの正常終了によって処理済みとした件数
- ノーマルトランザクションの正常終了によって処理済みとしたトレイラレコードの件数
  
  トレイラレコードをノーマルトランザクションで処理しない場合は，カウントされません。
- OBM構成定義obmdef -eにskipを設定した場合にノーマルトランザクションの異常終了によって処理済みとした件数
- eeobmskipコマンドで処理済みとした件数
  
  トレイラレコードをeebomskipコマンドで処理済みとした場合は，その件数も含みます。
データ名A10

該当OBMの全ロットのバッチデータの一連通番の最大値の合計。2,147,483,647を超える場合は，2,147,483,647が設定されます。

拡張トランザクション種別が'T'の場合

拡張トランザクション情報

永続化指定のタイマトランザクションの拡張トランザクション情報が設定されます。

01 一意名1.
  02 データ名B1    PIC 9(9) COMP.      情報長
  02 データ名B2    PIC X(32).          リクエスト識別子
  02 FILLER        PIC X(164).         予備

データ名B1

トランザクションインタフェース情報長を設定します。

図1‒21　設定するトランザクションインタフェース長

データ名B2

永続化指定のタイマトランザクション登録時に指定したリクエスト識別子を設定します。ユーザタイマ参照UOCでリクエスト識別子を変更した場合は，変更後のリクエスト識別子を設定します。

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1.3.3　TP1/EEから値が渡される引数