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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


11.7.3 回線トレースファイル

回線トレース情報とは,送受信メッセージや,リソースマネジャ使用時のXAインタフェースなどのデータ,状態に関する情報です。eetrblineedコマンドを実行して編集,出力します。障害が発生した時刻指定やIPアドレス,サービス名などで抽出できます。編集結果をリダイレクトするか,CSV形式で出力して保存することをお勧めします。なお,TP1/EEが起動中の場合,eetrbtrcefputコマンドを実行して回線トレースファイルを強制出力させることもできます。eetrbtrcefputコマンドを実行した場合,出力バッファのサイズに達していないときでもバッファをファイルに出力し,ファイルサイズに達しないときでも使用中ファイルをクローズして次ファイルを使用します。

また,回線トレースファイルに出力する前にアボートした場合に備えて,eetrblinedumpコマンドを実行してコアファイルまたはメモリダンプファイルから情報を取得し,編集結果を出力できます。

古い回線トレースファイルを残しておきたい場合は,新しい回線トレースファイルを出力して古いファイルを上書きしてしまう前に,コピーしておいてください。