Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


11.7.4 UAPトレースファイル

UAPトレース情報とは,UAPで使用したTP1/EEのライブラリ関数の発行履歴や取得日時などのトラブルシュートに関する情報です。eetrbuatedコマンドを実行して編集,出力します。参照したいトレース情報が出力された時刻指定やカレント中央処理通番,サービス名などで抽出できます。編集結果をリダイレクトするか,ファイルに保存することをお勧めします。なお,TP1/EEが起動中の場合,eetrbuatfputコマンドを実行して強制出力させることもできます。eetrbuatfputコマンドを実行した場合,出力バッファのサイズに達していないときでもバッファをファイルに出力し,ファイルサイズに達しないときでも使用中ファイルをクローズして次ファイルを使用します。

また,UAPトレースファイルに出力する前にアボートした場合に備えて,eetrbuapdumpコマンドを実行してコアファイルまたはメモリダンプファイルから情報を取得し,編集結果を出力できます。

古いUAPトレースファイルを残しておきたい場合は,新しいUAPトレースファイルを出力して古いファイルを上書きしてしまう前に,コピーしておいてください。