Hitachi

uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


3.1.3 動作環境の確認

確認が必要な動作環境について説明します。

〈この項の構成〉

(1)  UAPの配置

UAPは,次に示すとおり,種類によって実行されるサーバが異なります。

そのため,UAPの種類ごとに適切なサーバに配置する必要があります。

(2) データとプログラムの決定

バッチジョブ分散実行システムによって高速化できる業務は,分割したデータごとに並列処理できるプログラムです。

(3) バッチジョブ分散実行システムの環境設定

バッチジョブ分散実行システムの環境は,各種設定ファイルによって設定します。

なお,グリッドプロパティ情報の出力先など一部の情報は,ユーザサービス定義に環境変数で設定します。詳細については,「4.10 uGPS - Managerの環境変数」を参照してください。

(4) スプールディレクトリの用意

設定ファイルのSPOOL_KEEPパラメータの指定によって,サブジョブの実行結果(UAPが出力した標準エラー出力)をスプールディレクトリに保持できます(デフォルトでは保持しません)。サブジョブの実行結果を保持する場合は,スプールとして利用するファイルの容量を見積もり,スプール専用の論理ボリュームを作成して利用することをお勧めします。また,保存期間も考慮する必要があります。