Hitachi Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(HP-UX用)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


8.5 KAPL05001〜KAPL06000

この節で説明するメッセージの言語種別には,英語,または日本語が選択できます。デフォルトでは,英語のメッセージが出力されます。メッセージの言語種別は,LANG環境変数の値に従います。LANG環境変数の値と出力メッセージの言語種別については,「表8-6 LANG環境変数の値と出力メッセージの言語種別」を参照してください。

表8-6 LANG環境変数の値と出力メッセージの言語種別

LANG環境変数の値 出力メッセージの言語種別
ja_JP.SJIS 日本語(シフトJISコード)
ja_JP.eucJP 日本語(EUCコード)
ja_JP.SJIS,ja_JP.eucJP以外 英語(ASCIIコード)

KAPL05003-I


Disk(aa...aa),Partition(bb...bb)へのHDLMドライバ(フィルタ部)のアタッチに成功しました。
The HDLM driver (filter component) was successfully attached to Disk (aa...aa), Partition (bb...bb).

説明
コアロジックへDisk(aa...aa:SCSIデバイスの通番(マイナー番号)(10進数)),Partition(bb...bb:0固定)のパス登録に成功しました。

対処
特にありません。

KAPL05004-I


HDLMドライバ(フィルタ部)フィルタ機能(aa...aa)の初期化に成功しました。
The filtering function (aa...aa) for the HDLM driver (filter component) was initialized successfully.

説明
HDLMドライバの初期化に成功しました。
aa...aa:ファイルID,行番号(16進数)

対処
特にありません。

KAPL05005-I


HDLMドライバ(フィルタ部)制御機能(aa...aa)の初期化に成功しました。
The control function (aa...aa) for the HDLM driver (filter component) was initialized successfully.

説明
HDLMドライバの初期化に成功しました。
aa...aa:ファイルID,行番号(16進数)

対処
特にありません。

KAPL05008-E


メモリ確保に失敗しました。(aa...aa:bb...bb)
Could not allocate memory. (aa...aa:bb...bb)

説明
OSのメモリ確保関数を起動しましたが,メモリ確保関数からエラーが返されました。
aa...aa:ファイルID,行番号(16進数)
bb...bb:メモリ確保サイズ(16進数)

対処
HDLMドライバが正常に開始しているか確認してください。開始していないか,エラー状態の場合,HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を実行して障害情報を取得し,HDLMの購入元会社,またはHDLMの保守契約があれば保守会社に連絡してください。DLMgetrasユティリティについては,「7.2 DLMgetras HDLM障害情報収集ユティリティ」を参照してください。

KAPL05014-I


デバイスオブジェクト(aa...aa)をパス(bb...bb)として登録しました。
The device object (aa...aa) was registered as the path (bb...bb).

説明
HDLMドライバのアタッチに成功し,パスとして登録しました。
aa...aa:フィルタドライバ管理テーブルアドレス(16進数)
bb...bb:パスID(16進数)

対処
特にありません。

KAPL05018-W


パス(aa...aa)でのFO処理が失敗しました。(bb...bb:cc...cc)
The FO processing in the path (aa...aa) failed. (bb...bb:cc...cc)

説明
HDLMがパスのFO処理に失敗しました。
aa...aa:パスID(16進数)
bb...bb:エラーコード(上位4桁:errno※1,下位4桁:cdb_status※2)(16進数)
cc...cc:0固定

注※1
errnoについては,errno(2)のmanページ,および/usr/include/sys/errno.hを参照してください。

注※2
cdb_statusについては,sioc_io(7)のmanページ,および/usr/include/sys/scsi.hを参照してください。

対処
処理中のI/Oは破棄されます。パスの状態を確認して適切な処置をしてください。

KAPL05019-I


パス(aa...aa)でのFO処理が完了しました。I/O要求はパス(bb...bb)で処理されました。
The FO processing in the path (aa...aa) finished. The I/O request was processed in the path (bb...bb).

説明
HDLMがパスのフェイルオーバに成功しました。
aa...aa:パスID(16進数)
bb...bb:パスID(16進数)

対処
特にありません。

KAPL05020-I


IOCTL(aa...aa)の処理を開始します。
Processing of IOCTL(aa...aa) will now start.

説明
IOCTL要求を受け付けました。
aa...aa:IOCTLコード(16進数)

対処
特にありません。

KAPL05021-I


IOCTL(aa...aa)の処理は正常に完了しました。
Processing of IOCTL(aa...aa) completed normally.

説明
IOCTL要求は正常に終了しました。
aa...aa:IOCTLコード(16進数)

対処
特にありません。

KAPL05023-E


IOCTL(aa...aa)の処理に失敗しました。(bb...bb:cc...cc)
Could not process the IOCTL(aa...aa). (bb...bb:cc...cc)

説明
IOCTL要求に対応する処理に失敗しました。
aa...aa:IOCTLコード(16進数)
bb...bb:0固定
cc...cc:0固定

対処
HDLMコマンドやHDLMマネージャのメッセージを確認して,対処してください。適切な対処方法が不明な場合は,HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を実行して障害情報を取得し,HDLMの購入元会社,またはHDLMの保守契約があれば保守会社に連絡してください。DLMgetrasユティリティについては,「7.2 DLMgetras HDLM障害情報収集ユティリティ」を参照してください。

KAPL05601-E


IOCTL(aa...aa)の処理でエラーを受け取りました。SCSI Code = bb...bb , HDLM Minor = cc...cc, ErrorCode = dd...dd
An error was received during processing of an IOCTL (aa...aa). SCSI Code = bb...bb , HDLM Minor = cc...cc, ErrorCode = dd...dd

説明
SCSIドライバに対するIOCTL要求が失敗したためアプリケーションにエラーを通知します。
aa...aa:IOCTLコード(16進数)
bb...bb:オペレーションコード(16進数)
cc...cc:HDLMドライバのマイナー番号(16進数)
dd...dd:エラーコード(上位4桁:errno※1,下位4桁:cdb_status※2)(16進数)

注※1
errnoについては,errno(2)のmanページ,および/usr/include/sys/errno.hを参照してください。

注※2
cdb_statusについては,sioc_io(7)のmanページ,および/usr/include/sys/scsi.hを参照してください。

対処
メッセージID「KAPL05602-E」で表示されるパスがLUに正しく接続されているか確認してください。

KAPL05602-E


IOCTL(aa...aa)の処理でディスクドライバからエラーを受け取りました。SCSI Code = bb...bb, PathID = cc...cc, ErrorCode = dd...dd
An error was received from the disk driver during processing of an IOCTL (aa...aa). SCSI Code = bb...bb, PathID = cc...cc, ErrorCode = dd...dd

説明
SCSIドライバに対するIOCTL要求が失敗しました。
aa...aa:IOCTLコード(16進数)
bb...bb:オペレーションコード(16進数)
cc...cc:SCSIデバイスのパスID(10進数)
dd...dd:エラーコード(上位4桁:errno※1,下位4桁:cdb_status※2)(16進数)

注※1
errnoについては,errno(2)のmanページ,および/usr/include/sys/errno.hを参照してください。

注※2
cdb_statusについては,sioc_io(7)のmanページ,および/usr/include/sys/scsi.hを参照してください。

対処
パスがLUに正しく接続されているか確認してください。

KAPL05603-E


OfflineのパスがあるためIOCTL(aa...aa)の処理が実行できません。HDLM Minor = bb...bb
An Offline path exists, so ioctl (aa...aa) processing cannot be executed. HDLM Minor = bb...bb

説明
Offline状態のパスがあるHDLM管理対象のデバイスにIOCTL要求を発行しました。
aa...aa:IOCTLコード(16進数)
bb...bb:HDLMデバイスのマイナー番号(16進数)

対処
指定したHDLM管理対象のデバイスのすべてのパスがOnline状態であることを確認してから,再度IOCTLシステムコールを発行してください。

KAPL05604-W


IOCTL(aa...aa) の処理でエラーを受け取りました。SCSI Code = bb...bb, HDLM Minor = cc...cc, ErrorCode = dd...dd
An error was received during processing of an IOCTL (aa...aa). SCSI Code = bb...bb, HDLM Minor = cc...cc, ErrorCode = dd...dd

説明
SCSIドライバに対するIOCTL要求が失敗したためアプリケーションにエラーを通知します。
aa...aa:IOCTLコード(16進数)
bb...bb:オペレーションコード(16進数)
cc...cc:HDLMデバイスのマイナー番号(16進数)
dd...dd:エラーコード(上位4桁:errno※1,下位4桁:cdb_status※2)(16進数)

注※1
errnoについては,errno(2)のmanページ,および/usr/include/sys/errno.hを参照してください。

注※2
cdb_statusについては,sioc_io(7)のmanページ,および/usr/include/sys/scsi.hを参照してください。

対処
IOCTLシステムコールを発行したアプリケーションの動作が正しいか確認してください。

KAPL05605-W


IOCTL(aa...aa) の処理でディスクドライバからエラーを受け取りました。SCSI Code = bb...bb, PathID = cc...cc, ErrorCode = dd...dd
An error was received from the disk driver during processing of an IOCTL (aa...aa). SCSI Code = bb...bb, PathID = cc...cc, ErrorCode = dd...dd

説明
SCSIドライバに対するIOCTL 要求が失敗しました。パスは閉塞はしません。
aa...aa:IOCTLコード(16進数)
bb...bb:オペレーションコード(16進数)
cc...cc:SCSIデバイスのパスID(10進数)
dd...dd:エラーコード(上位4桁:errno※1,下位4桁:cdb_status※2)(16進数)

注※1
errnoについては,errno(2)のmanページ,および/usr/include/sys/errno.hを参照してください。

注※2
cdb_statusについては,sioc_io(7)のmanページ,および/usr/include/sys/scsi.hを参照してください。

対処
IOCTLシステムコールを発行したアプリケーションの動作が正しいか確認してください。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, Hitachi, Ltd.