Hitachi Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(HP-UX用)
ここでは,viewオペレーションのパラメタを次の順に説明します。
(4) HDLMデバイス,SCSIデバイスおよびLDEV情報の対応を表示する場合
- <この項の構成>
- (1) プログラム情報を表示する場合
- (2) パス情報を表示する場合
- (3) LU情報を表示する場合
- (4) HDLMデバイス,SCSIデバイスおよびLDEV情報の対応を表示する場合
- (5) viewオペレーションの形式を表示する場合
(1) プログラム情報を表示する場合
- -sys [-sfunc|-msrv|-adrv|-pdrv|-lic|-audlog]
- HDLMのプログラム情報が表示されます。
- 後続パラメタで,情報を表示する対象を指定します。後続パラメタを省略した場合は,監査ログ採取の設定情報を除くすべてのプログラム情報が表示されます。指定するパラメタ,表示される情報,表示される項目,およびその説明を「表6-10 プログラム情報の表示項目」に示します。
- -t
- このパラメタを指定すると,各情報の項目名を表示しません。
表6-10 プログラム情報の表示項目
パラメタおよび
表示される情報表示項目 説明 -sfunc
HDLMの機能設定情報HDLM Version HDLMのバージョン番号です。 Service Pack Version HDLMのSPバージョン番号です。SPがインストールされていない場合は,空白です。 Load Balance ロードバランス機能の設定状態です。
- 設定状態
on:有効 off:無効
- アルゴリズム
設定状態がonの場合,onのあとの( )にロードバランスのアルゴリズムを表示します。
rr:ラウンドロビン
extended rr:拡張ラウンドロビン
lio:最少I/O数
extended lio:拡張最少I/O数
lbk:最少ブロック数
extended lbk:拡張最少ブロック数
Support Cluster 空白※ Elog Level 障害ログ採取レベルです。
- 0:障害ログを採取しない
- 1:Errorレベル以上の障害情報を採取する
- 2:Warningレベル以上の障害情報を採取する
- 3:Informationレベル以上の障害情報を採取する
- 4:Informationレベル(保守情報も含む)以上の障害情報を採取する
Elog File Size(KB) 障害ログファイルのサイズです。単位は「キロバイト」です。 Number Of Elog Files 障害ログファイル数です。 Trace Level トレースの出力レベルです。
- 0:トレースを出力しない
- 1:エラー情報だけ出力する
- 2:プログラムの動作概略を出力する
- 3:プログラムの動作詳細を出力する
- 4:すべての情報を出力する
Trace File Size(KB) トレースファイルのサイズです。単位は「キロバイト」です。 Number Of Trace Files トレースファイル数です。 Path Health Checking パスヘルスチェック機能の設定状態です。
- 設定状態
on:有効 off:無効
- チェック間隔
設定状態がonの場合,onのあとの( )にパスヘルスチェックを実行するチェック間隔を表示します。単位は「分」です。
Auto Failback 自動フェイルバック機能の設定状態です。
- 設定状態
on:有効 off:無効
- チェック間隔
設定状態がonの場合,onのあとの( )に,パスの状態を確認するチェック間隔を表示します。単位は「分」です。
Intermittent Error Monitor 間欠障害監視の設定状態です。
- 設定状態
on:有効 off:無効
自動フェイルバックが「off」の場合,間欠障害監視に「on」が表示されていても,監視は無効です。自動フェイルバックが「on」になったときに間欠障害監視が有効になります。
- 障害監視時間および障害発生回数
設定状態がonの場合,onのあとの( )に,設定した障害監視時間および障害発生回数が,「障害発生回数 / 障害監視時間」の形式で表示されます。単位は「回」と「分」です。
-msrv
HDLMマネージャの情報HDLM Manager HDLMマネージャの状態です。
Alive:正常 Dead:停止Ver HDLMマネージャのバージョン番号です。 WakeupTime HDLMマネージャの起動時刻です。 -adrv
HDLMアラートドライバの情報HDLM Alert Driver HDLMアラートドライバの状態です。
Alive:正常 Dead:停止Ver HDLMアラートドライバのバージョン番号です。 WakeupTime HDLMアラートドライバの起動時刻です。 ElogMem Size HDLMアラートドライバの障害ログメモリのサイズです。単位は「キロバイト」です。 -pdrv
HDLMドライバの情報HDLM Driver HDLMドライバの状態です。
Alive:正常 Dead:停止Ver HDLMドライバのバージョン番号です。 WakeupTime HDLMドライバの起動時刻です。 -lic
HDLMのライセンス情報License Type ライセンスの種別です。
- Permanent:永久ライセンス
- Temporary:一時ライセンス
- Emergency:非常ライセンス
Expiration ライセンスの期限です。
- 永久ライセンスの場合:-
- 一時ライセンスまたは非常ライセンスの場合:ライセンスの期限がyyyy/mm/dd(ndays after)の形式で表示されます。ライセンスの期限までn日ある場合にview -sys -licオペレーションを実行したときは,「(ndays after)」と表示されます。
ライセンス期限の満了日(2006年08月21日)まであと100日ある場合の表示例
Expiration
2006/08/21(100days after)
-audlog
監査ログ採取の設定情報Audit Log 監査ログ採取の設定状態です。
- 設定状態
on:採取する off:採取しない
- 監査ログ採取レベル
設定状態がonの場合,onのあとの( )に,設定した採取レベルが表示されます。採取レベルは重要度(Severity)を示し,0〜7で表示されます。
Audit Log Category 監査ログの出力対象となっている種別を表示します。種別を表す文字列が「,」で区切って表示されます。
ss:StartStop
a:Authentication
ca:ConfigurationAccess
上記のすべての種別が設定されている場合は「all」が表示されます。
監査ログ採取をしない設定の場合は「-」が表示されます。Audit Log Facility 監査ログのFacility名が表示されます。「user」,「local0」,「local1」,「local2」,「local3」,「local4」,「local5」,「local6」,または「local7」が表示されます。
監査ログ採取をしない設定の場合は「-」が表示されます。
- 注※
- クラスタソフトウェアを使用する場合,クラスタ対応機能の設定状態,およびクラスタサーバの種類は表示されませんが,実際にはクラスタ対応機能は問題なく動作します。
- 使用例1
- HDLMの機能設定情報を表示する場合
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -sfunc HDLM Version : x.x.x-xx Service Pack Version : Load Balance : on(extended lio) Support Cluster : Elog Level : 3 Elog File Size(KB) : 9900 Number Of Elog Files : 2 Trace Level : 0 Trace File Size(KB) : 1000 Number Of Trace Files : 4 Path Health Checking : on(30) Auto Failback : off Intermittent Error Monitor : off KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
- 使用例2
- HDLMマネージャの情報を表示する場合
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -msrv HDLM Manager Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
- 使用例3
- HDLMアラートドライバの情報を表示する場合
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -adrv HDLM Alert Driver Ver WakeupTime ElogMem Size Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss 4096 KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
- 使用例4
- HDLMドライバの情報を表示する場合
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -pdrv HDLM Driver Ver WakeupTime Alive x.x.x-xx yyyy/mm/dd hh:mm:ss KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
- 使用例5
- HDLMのライセンス情報を表示する場合
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -lic License Type Expiration Permanent - KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
- 使用例6
- 監査ログの設定情報を表示する場合
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys -audlog Audit Log : off Audit Log Category : - Audit Log Facility : - KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
(2) パス情報を表示する場合
パス情報を表示する場合,-pathパラメタと同時に-itemパラメタや-cパラメタを指定すると,項目を選択して表示したり,パス情報の概略を表示したりできます。ここでは,それぞれのパラメタの説明をしたあとに,パス情報の表示項目を説明します。
- -path
- -pathパラメタと同時に,-cパラメタ,-itemパラメタのどちらも指定しない場合,表示項目の短縮や選択を行わないで,HDLMが管理するパスの情報が表示されます。後続パラメタで表示するパスを絞り込んだり(-hdev),パスの情報をソートしたり(-srt)できます。-hdevパラメタ,および-srtパラメタを省略した場合は,すべてのパスの情報がパス管理PATH_ID順に表示されます。
- 各表示項目の内容については,「表6-12 パス情報の表示項目」を参照してください。
- -pathパラメタを指定した場合に表示されるパス管理PATH_ID(PathID)は,ホスト起動時のパス検出の順番によって変わります。このため,パスを特定する場合は,必ずパス名(PathName)を使用してください。
- 後続パラメタの形式を次に示します。
- -hdev ホストデバイス名
- 指定したホストデバイスにアクセスするパスの情報だけが表示されます。
- ホストデバイス名には,HDLMデバイスのデバイスファイル名(chXtYdZ(Xはカードインスタンス番号,YはiLUのターゲットID,Zはホストが認識するLUN))を指定します。英字の大文字,小文字は区別されます。
- -stname
- このパラメタを指定した場合,プロダクトIDにストレージサブシステムのモデルIDが表示されます。指定しない場合は,プロダクトID,またはエミュレーションタイプが表示されます。
- プロダクトIDの表示内容については,「表6-14 プロダクトIDの表示内容」を参照してください。
- -iem
- このパラメタを指定した場合,パス情報の項目にIEPが追加され,間欠障害に関する情報が表示されます。
- -srt {pn|lu|cp}
- パス情報が,指定したキーで昇順にソートして表示されます。
- パス情報は,ストレージサブシステム名(DskName)を第1キー,-srtパラメタで指定した項目を第2キー,パス管理PATH_IDを第3キーとしてソートされます。第2キーとして指定できる項目は,パス名(pn),ストレージサブシステム内のLU番号(lu),またはCHAポート番号(cp)です。
- -srtパラメタを省略した場合,パス情報はパス管理PATH_ID順に表示されます。
- -hbaportwwn
- このパラメタを指定すると,ストレージサブシステムと接続しているHBAのポートWWN情報が表示されます。
- -t
- このパラメタを指定すると,各情報の項目名が非表示になります。
- 使用例
- ホストデバイス「ch8t0d0」にアクセスするパス情報を表示する場合
- -path -item
- -pathパラメタと同時に-itemパラメタを指定した場合,HDLMが管理するパスの情報のうち,-itemのパラメタ値で指定した項目だけを表示します。
- -itemパラメタでパラメタ値を何も指定しないで実行した場合,PathIDとStatusだけが表示されます。
- -itemパラメタで選択できる表示項目と,-itemパラメタの後続に指定するパラメタ値との対応を,「表6-11 -path -itemパラメタで選択できる表示項目と指定する後続パラメタ」に示します。
表6-11 -path -itemパラメタで選択できる表示項目と指定する後続パラメタ
選択できる表示項目 後続パラメタ PathID※ なし PathName pn HBAPortWWN hbaportwwn DskName dn iLU lu ChaPort cp Status※ なし Type type IO-Count ic IO-Errors ie DNum dnu HDevName hd IEP iep
- 注※
- PathIDとStatusは常に表示される項目なので,パラメタ値の指定は不要です。
- また,後続パラメタで表示するパスを絞り込んだり(-hdev),情報をソートしたり(-srt)できます。-hdevパラメタおよび-srtパラメタを省略した場合は,すべてのパスの情報がパス管理PATH_ID順に表示されます。
- 後続パラメタの形式を次に示します。
- -hdev ホストデバイス名
- 指定したホストデバイスにアクセスするパスの情報だけが表示されます。
- ホストデバイス名には,HDLMデバイスのデバイスファイル名(chXtYdZ(Xはカードインスタンス番号,YはiLUのターゲットID,Zはホストが認識するLUN))を指定します。
- 英字の大文字,小文字は区別されます。このパラメタを指定した場合,-itemパラメタの値にhdを指定しなくても,HDevNameが表示されます。
- -stname
- このパラメタを指定した場合,プロダクトIDにストレージサブシステムのモデルIDが表示されます。指定しない場合は,プロダクトID,またはエミュレーションタイプが表示されます。
- プロダクトIDの表示内容については,「表6-14 プロダクトIDの表示内容」を参照してください。
- このパラメタを指定した場合,-itemパラメタの値にdnを指定しなくても,DskNameが表示されます。
- -srt {pn|lu|cp}
- パス情報が,指定したキーで昇順にソートして表示されます。
- パス情報は,ストレージサブシステム名(DskName)を第1キー,-srtパラメタで指定した項目を第2キー,パス管理PATH_IDを第3キーとしてソートされます。第2キーとして指定できる項目は,パス名(pn),ストレージサブシステム内のLU番号(lu),またはCHAポート番号(cp)です。
- -srtパラメタを省略した場合,パス情報はパス管理PATH_ID順に表示されます。このパラメタを指定した場合,-itemパラメタで指定しなくても,ソートのキー項目が,パス情報として表示されます。
- -t
- このパラメタを指定すると,各情報の項目名が非表示になります。
- 使用例
- パス情報の表示項目のうちIO-Countを選択して,LUで昇順にソートして表示する場合
- -path -c
- -pathパラメタと同時に-cパラメタを指定した場合,HDLMが管理するパスの情報のうちPathID,DskName,iLU,CP,Status,Typeだけを表示します。表示内容を短縮して一つのパスの情報が1行で表示されます。
- 各表示項目の内容については,「表6-12 パス情報の表示項目」を参照してください。
- DskNameに表示できるプロダクトIDは,10文字以下です。プロダクトIDの文字数が11文字以上の場合,プロダクトIDの8文字目以降は短縮形(...)で表示されます。
- 後続パラメタの形式を次に示します。
- -stname
- このパラメタを指定した場合,プロダクトIDにストレージサブシステムのモデルIDが表示されます。指定しない場合は,プロダクトID,またはエミュレーションタイプが表示されます。
- プロダクトIDの表示内容については,「表6-14 プロダクトIDの表示内容」を参照してください。
- -srt {lu|cp}
- パス情報が,指定したキーで昇順にソートして表示されます。
- パス情報は,ストレージサブシステム名(DskName)を第1キー,-srtパラメタで指定した項目を第2キー,パス管理PATH_IDを第3キーとしてソートされます。第2キーとして指定できる項目は,ストレージサブシステム内のLU番号(lu),またはCHAポート番号(cp)です。-srtパラメタを省略した場合,パス情報はパス管理PATH_ID順に表示されます。
- -t
- このパラメタを指定すると,各情報の項目名が非表示になります。
- 使用例
- パス情報の概略をiLUの順番に表示する場合
パス情報の表示項目とその説明を「表6-12 パス情報の表示項目」に示します。表の見出しについて,次に説明します。
- 概略表示しない場合:-pathまたは-path -itemパラメタを指定した場合を示します。
- 概略表示する場合:-path -cパラメタを指定した場合を示します。
表6-12 パス情報の表示項目
表示項目 説明 概略表示しない場合 概略表示する場合 Paths 表示対象のパスの総数が,10進数で表示されます。 OnlinePaths 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。 PathStatus 表示対象のパスの状態です。
Reducedと表示されている場合,障害が発生しているパスがあるおそれがあります。確認して,障害が発生しているパスがあれば対処してください。
- Online:すべてのパスを使用できる
- Reduced:使用できないパスがある
IO-Count 表示対象のパスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232−1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 IO-Errors 表示対象のパスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232−1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。 PathID パス管理PATH_IDが,10進数で表示されます。
ホストの再起動時に割り当てられます。PathName※ − パスを表す項目で,パス名と呼びます。システムの構成を変更する場合やハードウェアを交換する場合は,パス名を参照して影響を受けるパスを確認してください。次に示す四つの項目をピリオドで区切ったものが,パス名として表示されます。
パス名を構成する項目と,各項目のHP-UXでの表現については,「表6-13 パス名を構成する項目」を参照してください。
- ホストポート番号(16進数)
- バス番号(16進数)
- ターゲットID(16進数)
- ホストLU番号(16進数)
DskName※ DskName ストレージサブシステム名です。この名前で,パスがアクセスするストレージサブシステムを特定できます。
次に示す三つの項目をピリオドで区切ったものが,ストレージサブシステム名として表示されます。
これらの情報をストレージサブシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にストレージサブシステムを特定できます。
- ベンダID(表示例:HITACHI):ストレージサブシステムのベンダ名
- プロダクトID(表示例:DF500F):ストレージサブシステムのプロダクトID,エミュレーションタイプ,またはモデルID
詳細については,「表6-14 プロダクトIDの表示内容」を参照してください。
- シリアル番号(表示例:2334):ストレージサブシステムのシリアル番号
iLU※ iLU ストレージサブシステム内のLU番号が表示されます。
この番号とストレージサブシステム名(「DskName」に表示)を組み合わせると,パスがアクセスするLUを特定できます。
- SANRISE2000シリーズ,SANRISE9900Vシリーズ,Hitachi NSC55,Hitachi Universal Storage Platform 100,Hitachi Universal Storage Platform 600,またはHitachi Universal Storage Platform 1100の場合
16進数で表示されます。iLUの先頭2文字はCU(Control Unit)番号を示し,後ろ2文字はCU内の内部LU番号を示します。
- H10000/H12000の場合
16進数で表示されます。iLUの先頭3文字はCU(Control Unit)番号を示し,後ろ2文字はCU内の内部LU番号を示します。
CU番号の先頭1文字目は「0」の値が入ります。
- SANRISE9500Vシリーズ,Hitachi AMS2000/AMS/TMS/WMS/SMSシリーズの場合
10進数で表示されます。iLU全体がストレージサブシステム内の内部LU番号になります。iLUをストレージサブシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にLUを特定できます。
- Universal Storage Platform V/VMの場合
16進数で表示されます。iLUの先頭2文字は論理DKC(Disk Controller)番号を示し,真ん中2文字はCU(Control Unit)番号を示し,後ろ2文字はCU内の内部LU番号を示します。
ChaPort※ CP CHAポート番号です。この番号でストレージサブシステムに搭載されているCHAポートを特定できます。この番号をストレージサブシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にCHAポートを特定できます。 Status パスの状態です。
Offline(E)またはOnline(E)のパスについては対処が必要です。「5.3 パス障害時の対処」を参照して対処してください。
- Online:稼働状態
- Offline(C):コマンドでのオフライン操作による閉塞状態
- Offline(E):障害による閉塞状態
- Online(E):障害が発生している状態(一つのLUにアクセスするパスのうち,稼働状態(Online)のパスがない場合,パスの一つがOnline(E)になります)
Type※ Type パスの属性です。
SANRISE2000シリーズ,SANRISE9900Vシリーズ,Hitachi USP,Universal Storage Platform V/VM,Hitachi AMS2000シリーズ,またはHitachi SMSに接続している場合,すべてのパスがオーナパスです。
- Own:オーナパス
- Non:ノンオーナパス
IO-Count※ − パスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232−1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。
IO-Countを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O障害回数(IO-Errors)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。IO-Errors※ − パスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232−1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。
IO-Errorsを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O回数(IO-Count)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。DNum※ − Dev番号が,10進数で表示されます。
セクション番号に該当します。
一つのLUに一つのDevが在るため,「0」で固定です。HDevName※ − ホストデバイス名です。HDLMデバイスのデバイスファイル名(chXtYdZ(Xはカードインスタンス番号,YはiLUのターゲットID,Zはホストが認識するLUN))が表示されます。 IEP※ − 間欠障害に関する情報が表示されます。この項目は,-pathと同時に-iemを指定した場合だけ表示されます。1本のパスにつき,次のどれかが表示されます。
- -
間欠障害の監視が無効,または間欠障害の監視時間外(パスの状態はOnline(E)またはOffline(E))
- 0以上の数値
間欠障害の監視中に発生した障害の回数(パスの状態はOnline(E),Offline(E)またはOnline)
- *
間欠障害が発生(自動フェイルバックの対象外)(パスの状態はOnline,Online(E),Offline(E)またはOffline(C))
HBAPortWWN※ − ストレージサブシステムと接続しているHBAのポートWWN情報が16けたの16進数で表示されます。この項目は,-pathと同時に-hbaportwwnを指定した場合だけ表示されます。
- (凡例)
- −:表示されない項目
- 注※
- -path -itemパラメタの場合,パラメタ値に指定したときだけ表示されます。
項目 HP-UXでの表現 ホストポート番号(表示例:0008) HBAポートのインスタンス番号
ioscan -fC fcで表示されるI(インスタンス番号)バス番号(表示例:0000) 0(固定) ターゲットID(表示例:0000000000000000) 00000000XXXXYYYY
XXXX:カードインスタンス番号(デバイスファイル名のcに続く値)
YYYY:Target ID(デバイスファイル名のtに続く値)ホストLU番号(表示例:0001) Logical Unit ID,またはLUN(デバイスファイル名のdに続く値) 各項目の情報は,HDLM構成定義ユティリティ(dlmcfgmgr)を使用して取得してください。dlmcfgmgrユティリティについては,「7.3 dlmcfgmgr HDLM構成定義ユティリティ」を参照してください。
表6-14 プロダクトIDの表示内容
ストレージサブシステム 表示内容 -stnameパラメタ
指定なし-stnameパラメタ指定時(下記のモデルIDを表示) 概略表示しない場合 概略表示する場合 Hitachi AMS2000シリーズ プロダクトID※ AMS AMS SANRISE9500Vシリーズ SANRISE 9500V 9500V Hitachi AMS SANRISE_AMS AMS Hitachi TMS SANRISE_AMS AMS Hitachi WMS SANRISE_WMS WMS Hitachi SMS SMS SMS H20000 エミュレーションタイプ※ H20000 H20000 H24000 H24000 H24000 SANRISE2000シリーズ SANRISE2000 2000 SANRISE9900Vシリーズ SANRISE 9900V 9900V SANRISE H48 SANRISE H48 H48 SANRISE H128 SANRISE H128 H128 SANRISE H512 SANRISE H512 H512 SANRISE H1024 SANRISE H1024 H1024 H10000 SANRISE H10000 H10000 H12000 SANRISE H12000 H12000
- Hitachi NSC55
- Hitachi Universal Storage Platform 100
- Hitachi Universal Storage Platform 600
- Hitachi Universal Storage Platform 1100
SANRISE_USP USP
- Hitachi Universal Storage Platform V
- Hitachi Universal Storage Platform VM
USP_V USP_V
- 注※
- -path -cパラメタで概略表示した場合,文字数が11文字以上のときは,8文字目以降が短縮形(...)で表示されます。
(3) LU情報を表示する場合
LU情報を表示する場合,-luパラメタと同時に-itemパラメタや-cパラメタ,-c -itemパラメタを指定すると,項目を追加して表示したり,LU情報の概略を表示したりできます。ここでは,それぞれのパラメタの説明をしたあとに,LU情報の表示項目を説明します。
- -lu
- -luパラメタと同時に-cパラメタまたは-itemパラメタのどちらも指定しない場合,HDLMが認識しているLUの情報が表示されます。iLUをキーとして,そのiLUの構成情報がLUごとに表示されます。後続パラメタ(-hdevまたは-pathid)で,表示するLUの情報を絞り込むことができます。-hdevパラメタまたは-pathidパラメタを指定しない場合は,HDLMが認識しているすべてのLUの情報が表示されます。
- 各表示項目の内容については,「表6-17 LU情報の表示項目」を参照してください。
- 後続パラメタの形式を次に示します。
- -hdev ホストデバイス名
- 指定したホストデバイス名に対応するLUの情報だけが表示されます。
- ホストデバイス名には,HDLMデバイスのデバイスファイル名(chXtYdZ(Xはカードインスタンス番号,YはiLUのターゲットID,Zはホストが認識するLUN))を指定します。
- 英字の大文字,小文字は区別されます。
- -pathid パス管理PATH_ID
- 指定したパス管理PATH_IDを持つパスがアクセスするLUの情報だけが表示されます。
- -t
- このパラメタを指定すると,各情報の項目名が非表示になります。
- 使用例
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -lu Product : SANRISE 9500V SerialNumber : 0016 LUs : 2 iLU HDevName Device PathID Status 0058 ch6t0d0 c6t0d0 000000 Online c8t0d0 000002 Online 0059 ch6t0d1 c6t0d1 000001 Online c8t0d1 000003 Online KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
- -lu -item
- -itemで指定した項目が-luの表示項目に追加して表示されます。
- -itemパラメタでパラメタ値を何も指定しない場合,またはパラメタ値にallを指定した場合,追加できる項目がすべて表示されます。
- -itemパラメタで追加できる表示項目と,-itemパラメタの後続に指定するパラメタ値との対応を,「表6-15 -lu -itemパラメタで追加できる表示項目と指定する後続パラメタ」に示します。
表6-15 -lu -itemパラメタで追加できる表示項目と指定する後続パラメタ
追加できる表示項目 後続パラメタ SLPR slpr PathName pn ChaPort cp CLPR clpr Type type IO-Count ic IO-Errors ie DNum dnu IEP iep H/W Path hwp すべての項目 all - 後続パラメタ(-hdevまたは-pathid)で,表示するLUの情報を絞り込むことができます。-hdevパラメタまたは-pathidパラメタを指定しない場合は,HDLMが認識しているすべてのLUの情報が表示されます。
- 各表示項目の内容については,「表6-17 LU情報の表示項目」を参照してください。
- 後続パラメタの形式を次に示します。
- -hdev ホストデバイス名
- 指定したホストデバイス名に対応するLUの情報だけが表示されます。
- ホストデバイス名には,HDLMデバイスのデバイスファイル名(chXtYdZ(Xはカードインスタンス番号,YはiLUのターゲットID,Zはホストが認識するLUN))を指定します。
- 英字の大文字,小文字は区別されます。
- -pathid パス管理PATH_ID
- 指定したパス管理PATH_IDを持つパスがアクセスするLUの情報だけが表示されます。
- -t
- このパラメタを指定すると,各情報の項目名が非表示になります。
- 使用例
- LU情報の表示項目に,SLPR,PathName,ChaPort,CLPR,Type,IO-Count,IO-Errors,DNum,IEP,およびH/W Pathを追加して表示する場合
- -lu -c
- -luパラメタと同時に-cパラメタを指定した場合,LUの構成情報の概略が1行で表示されます。各LUに対して,認識されているパスの総数および稼働状態のパスの本数も表示されます。-cパラメタを指定する場合,-hdevパラメタまたは-pathidパラメタを同時に指定できません。
- 各表示項目の内容については,「表6-17 LU情報の表示項目」を参照してください。
- -t
- このパラメタを指定すると,各情報の項目名が非表示になります。
- 使用例
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -lu -c Product S/N LUs iLU HDevName Paths OnlinePaths SANRISE 9500V 0016 6 0040 ch4t0d0 8 8 0041 ch4t0d1 8 8 0042 ch4t0d2 8 8 0043 ch4t0d3 8 8 0044 ch4t0d4 8 8 0045 ch4t0d5 8 8 KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss #
- -lu -c -item
- -itemで指定した項目が-lu -cの表示項目に追加して表示されます。
- -itemパラメタでパラメタ値を何も指定しない場合,追加できる項目がすべて表示されます。各表示項目の内容については,「表6-17 LU情報の表示項目」を参照してください。
- -itemパラメタで追加できる表示項目と,-itemパラメタの後続に指定するパラメタ値との対応を,「表6-16 -lu -c -itemパラメタで追加できる表示項目と指定する後続パラメタ」に示します。
表6-16 -lu -c -itemパラメタで追加できる表示項目と指定する後続パラメタ
追加できる表示項目 後続パラメタ SLPR slpr - 後続パラメタの形式を次に示します。
- -t
- このパラメタを指定すると,各情報の項目名が非表示になります。
- 使用例
- LU情報の概略表示項目に,SLPRを追加して表示する場合
LU情報を表示する場合に,表示される項目とその説明を「表6-17 LU情報の表示項目」に示します。見出しについて,次に説明します。
- 概略表示しない場合:-luまたは-lu -itemパラメタを指定した場合を示します。
- 概略表示する場合:-lu -cまたは-lu -c -itemパラメタを指定した場合を示します。
表6-17 LU情報の表示項目
表示項目 説明 概略表示しない場合 概略表示する場合 Product ストレージサブシステムのモデルIDです。 SerialNumber S/N ストレージサブシステムのシリアル番号です。 LUs ストレージサブシステム内のLUのうち,HDLM管理下のLUの総数です。 iLU ストレージサブシステム内のLU番号が表示されます。
この番号とストレージサブシステム名(「DskName」に表示)を組み合わせると,パスがアクセスするLUを特定できます。
- SANRISE2000シリーズ,SANRISE9900Vシリーズ,Hitachi NSC55,Hitachi Universal Storage Platform 100,Hitachi Universal Storage Platform 600,またはHitachi Universal Storage Platform 1100の場合
16進数で表示されます。iLUの先頭2文字はCU(Control Unit)番号を示し,後ろ2文字はCU内の内部LU番号を示します。
- H10000/H12000の場合
16進数で表示されます。iLUの先頭3文字はCU(Control Unit)番号を示し,後ろ2文字はCU内の内部LU番号を示します。
CU番号の先頭1文字目は「0」の値が入ります。
- SANRISE9500Vシリーズ,またはHitachi AMS2000/AMS/TMS/WMS/SMSシリーズの場合
10進数で表示されます。iLU全体がストレージサブシステム内の内部LU番号になります。iLUをストレージサブシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にLUを特定できます。
- Universal Storage Platform V/VMの場合
16進数で表示されます。iLUの先頭2文字は論理DKC(Disk Controller)番号を示し,真ん中2文字はCU(Control Unit)番号を示し,後ろ2文字はCU内の内部LU番号を示します。
SLPR※1 SLPR※2 LUが属するSLPRの番号が0から31までの10進数で表示されます。ストレージ論理分割機能がサポートされていないストレージサブシステム内のLUが表示対象の場合は「-」(ハイフン)が表示されます。 HDevName※1 HDevName ホストデバイス名です。HDLMデバイスのデバイスファイル名(chXtYdZ(Xはカードインスタンス番号,YはiLUのターゲットID,Zはホストが認識するLUN))が表示されます。 Device − HDLMデバイスに対応するSCSIデバイスのデバイスファイル名が表示されます。 PathID − パス管理PATH_IDが,10進数で表示されます。ホストの再起動時に割り当てられます。 PathName※1 − パスを表す項目で,パス名と呼びます。システムの構成を変更する場合やハードウェアを交換する場合は,パス名を参照して影響を受けるパスを確認してください。次に示す四つの項目をピリオドで区切ったものが,パス名として表示されます。
パス名を構成する項目と,各項目のHP-UXでの表現については,「表6-13 パス名を構成する項目」を参照してください。
- ホストポート番号(16進数)
- バス番号(16進数)
- ターゲットID(16進数)
- ホストLU番号(16進数)
ChaPort※1 − CHAポート番号です。この番号でストレージサブシステムに搭載されているCHAポートを特定できます。この番号をストレージサブシステムの管理プログラムで参照すると,物理的にCHAポートを特定できます。 CLPR※1 − CHAポートが属するCLPRの番号が0から31までの10進数で表示されます。ただし,次に示すものが表示対象の場合は「-」(ハイフン)が表示されます。
- キャッシュ論理分割機能がサポートされていないストレージサブシステムに搭載されているCHAポート
- Hitachi AMS2000/AMS/TMS/WMS/SMSシリーズのCopy-on-write SnapshotのSnapshotイメージに接続するパス
Status − パスの状態です。
Offline(E)またはOnline(E)のパスについては対処が必要です。「5.3 パス障害時の対処」を参照して対処してください。
- Online:稼働状態
- Offline(C):コマンドでのオフライン操作による閉塞状態
- Offline(E):障害による閉塞状態
- Online(E):障害が発生している状態(一つのLUにアクセスするパスのうち,稼働状態(Online)のパスがない場合,パスの一つがOnline(E)になります)
Type※1 − パスの属性です。
SANRISE2000シリーズ,SANRISE9900Vシリーズ,Hitachi USP,Universal Storage Platform V/VM,Hitachi AMS2000シリーズ,またはHitachi SMSに接続している場合,すべてのパスがオーナパスです。
- Own:オーナパス
- Non:ノンオーナパス
IO-Count※1 − パスのI/O回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232−1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。IO-Countを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O障害回数(IO-Errors)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 IO-Errors※1 − パスのI/O障害回数の合計数が,10進数で表示されます。表示できる最大値は,232−1(4294967295)です。最大値を超えた場合,0から再カウントします。IO-Errorsを0にしたい場合は,HDLMコマンドのclearオペレーションを実行してください。clearオペレーションを実行すると,I/O回数(IO-Count)も0にクリアされます。clearオペレーションの詳細については,「6.2 clear パスの統計情報を初期値にする」を参照してください。 DNum※1 − Dev番号が,10進数で表示されます。
セクション番号に該当します。
一つのLUに一つのDevがあるため,「0」で固定です。IEP※1 − 表示対象のパスが,間欠障害とみなされ,自動フェイルバックの対象外になっているかどうかが,表示されます。一本のパスにつき,次のどれかが表示されます。
- -:間欠障害の監視が無効,または間欠障害の監視時間外
- 0以上の数値:間欠障害の監視時間内に発生した障害の回数
- *:間欠障害発生(自動フェイルバックの対象外)
H/W Path※1 − ハードウェアパスが表示されます。 − Paths 表示対象のLUに対して,認識されているパスの総数が,10進数で表示されます。 − OnlinePaths 表示対象のパスのうち,稼働状態のパスの数が10進数で表示されます。「Paths」の数と「OnlinePaths」の数が同じであれば,すべてのパスが稼働状態です。「OnlinePaths」の数の方が少ない場合,閉塞状態のパスがあります。閉塞状態のパスを確認し,障害が発生していれば対処してください。
- (凡例)
- −:表示されない項目
- 注※1
- -lu -itemパラメタを使用してパラメタ値に表示項目もしくはallを指定した場合,またはパラメタ値に何も指定しなかった場合だけ表示されます。
- 注※2
- -lu -c -itemパラメタを使用してパラメタ値に表示項目を指定した場合,またはパラメタ値に何も指定しなかった場合だけ表示されます。
(4) HDLMデバイス,SCSIデバイスおよびLDEV情報の対応を表示する場合
- -drv
- PathID,HDLMデバイス,HDLMデバイスに対応するSCSIデバイス,ストレージサブシステム内のLDEV情報(ストレージサブシステムのモデルID,シリアル番号,およびLU番号をピリオドで区切った文字列),およびハードウェアパスの対応情報が表示されます。
- 各表示項目の内容については,「表6-18 HDLMデバイス,SCSIデバイスおよびLDEV情報」を参照してください。
- -t
- このパラメタを指定すると,各情報の項目名が非表示になります。
表6-18 HDLMデバイス,SCSIデバイスおよびLDEV情報
項目 説明 PathID パス管理PATH_IDが,10進数で表示されます。
ホストの再起動時に割り当てられます。HDevName ホストデバイス名です。
HDLMデバイスのデバイスファイル名(chXtYdZ(Xはカードインスタンス番号,YはiLUのターゲットID,Zはホストが認識するLUN))が表示されます。Device HDLMデバイスに対応するSCSIデバイスのデバイスファイル名が表示されます。 LDEV ストレージサブシステムのモデルID,シリアル番号,およびiLU番号が,ピリオドで区切った文字列で表示されます。LDEVの情報によって,LUを物理的に特定できます。 H/W Path ハードウェアパスが表示されます。
- 使用例
(5) viewオペレーションの形式を表示する場合
- -help
- このパラメタを指定すると,viewオペレーションの形式が表示されます。
- 使用例
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -help
view:
Format
dlnkmgr view -sys [ -sfunc | -msrv | -adrv | -pdrv | -lic | -audlog ] [-t]
dlnkmgr view -path [ -hdev HostDeviceName ] [-stname] [-iem]
[-srt {pn | lu | cp}] [-hbaportwwn] [-t]
dlnkmgr view -path
-item [pn] [dn] [lu] [cp] [type] [ic] [ie] [dnu]
[hd] [iep] [hbaportwwn]
[-hdev HostDeviceName] [-stname] [-srt {pn | lu | cp}] [-t]
dlnkmgr view -path -c [-stname] [-srt {lu | cp}] [-t]
dlnkmgr view -lu [ -hdev HostDeviceName | -pathid AutoPATH_ID ] [-t]
dlnkmgr view -lu
-item [ [slpr] [pn] [cp] [clpr] [type]
[ic] [ie] [dnu] [iep] [hwp] | all ]
[ -hdev HostDeviceName | -pathid AutoPATH_ID ] [-t]
dlnkmgr view -lu -c [-t]
dlnkmgr view -lu -c -item [slpr] [-t]
dlnkmgr view -drv [-t]
KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss
#
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