Hitachi Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(HP-UX用)
断線しているパスの復元についての注意事項を説明します。
- HDLMを起動したときに,パスのケーブルが外れていたり切れていたりすると,パスがHDLMで認識されません。断線したパスは,次に示す手順で復元してください。
- HDLMコマンドのview -drvオペレーションを実行して,HDLMの管理対象としているパスがすべて表示されているかを確認します。
ホストを起動したときに断線していたパスは,実行結果に表示されません。
- 断線したパスのケーブルが外れていた場合は,ケーブルを接続します。ケーブルが断線していた場合は交換します。
- ioscan -fコマンドを実行して,接続したパスが回復していることを確認します。
パスが回復した場合,該当するH/W PathのS/W StateがCLAIMEDと表示されます。
- HDLMがインストールされているホストを再起動します。
手順1で断線していたHDLM管理対象デバイスへのパスが,ホスト起動時に自動的に復元されて,稼働状態になります。
- HDLMコマンドのview -pathオペレーションを実行して,該当するHDLM管理対象デバイスへのパスが復元されたことを確認します。
パスの「Status」が「Online」であれば,復元されています。
- 特定のLUに対し,すべてのパスが断線している状態でホストを起動した場合,そのLUと対応するHDLMデバイスファイルが削除されます。パスの断線を復旧してからホストを再起動すると,HDLMデバイスファイルが再作成されますが,次の設定値が初期化されてしまいます。
これらHDLMデバイスファイルの設定値を変更していた場合,再度設定し直してからHDLMデバイスファイルを使用してください。
- オーナー
- グループ
- パーミッション
All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, Hitachi, Ltd.