Hitachi Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(HP-UX用)

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3.9 ファイルシステムの構築(LVMを使用しない場合)

LVMを使用しない場合,入出力先としてHDLMデバイスのデバイスファイルを直接使用します。ブロック型デバイスとして使用する場合は/dev/dsk/chXtYdZを,キャラクタ型デバイスとして使用する場合は/dev/rdsk/chXtYdZを使用してください。

ここでは,HDLMデバイスのデバイスファイル名を指定して,HDLM管理対象のデバイスをファイルシステムとしてマウントする手順を示します。

  1. SCSIデバイスに対応するHDLMデバイスを確認します。

    [図データ]

  2. ファイルシステムを構築していない場合は,ファイルシステムを構築します。
    HDLMデバイスch9t0d0にVxFSを構築する場合のコマンド実行例を,次に示します。
     
    # newfs -F vxfs /dev/rdsk/ch9t0d0
        version 4 layout
     1024 sectors, 1024 blocks of size 1024, log size 256 blocks
        unlimited inodes, largefiles not supported
        1024 data blocks, 696 free data blocks
        1 allocation units of 32768 blocks, 32768 data blocks
        last allocation unit has 1024 data blocks
    #
     
  3. HDLMデバイスのブロック型デバイスファイル名を指定して,HDLM管理対象のデバイスをマウントします。
    /dev/dsk/ch9t0d0を/mntptにマウントする例を,次に示します。
     
    # mkdir /mntpt
    # mount /dev/dsk/ch9t0d0 /mntpt
  4. ホストの起動時に,HDLM管理対象のデバイスを自動マウントする場合は,/etc/fstabファイルを編集します。
    fsckコマンドの実行時に使用するパス番号が「2」のVxFS /dev/dsk/ch9t0d0を,デフォルトのマウントオプションを使用して,マウントポイント/mntptにマウントする場合の,/etc/fstabファイルの編集例を,「図3-6 デバイスの自動マウントを設定するための/etc/fstabファイルの編集例」に示します。
    網掛けの行を追加します。

    図3-6 デバイスの自動マウントを設定するための/etc/fstabファイルの編集例

    [図データ]

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