4.3.6 排他/共用制御機能の設定
排他/共用制御機能は,設定ファイルのLOCK_OPTIONパラメータでENABLEを指定することで使用可能となる。LOCK_OPTIONパラメータで指定を省略,またはDISABLEを指定した場合は,排他/共用制御機能は使用できない。
排他/共用制御をするためには,排他するジョブの実行多重度数と同時期に確保する排他ファイルおよびディレクトリの最大値を見積もっておく必要がある。
バッチジョブ実行システムでは,次に示す内容でデフォルト値を設定している。
ジョブ多重度数:5
同時期に確保する排他ファイルおよびディレクトリの最大値:1275
これらの設定値を変更する場合,設定ファイルで次に示すパラメータを指定する。
-
ジョブ多重度数の変更
[LOCK_JOBMPLX ジョブ多重度数]
-
同時期に確保する排他ファイルおよびディレクトリの最大値の変更
[LOCK_MAXFILE ファイル数]
指定できる値の範囲については,「8. 設定ファイル」の「LOCK_JOBMPLX(同時に実行できるジョブ数の定義)」および「LOCK_MAXFILE(排他/共用制御で使用する排他資源管理テーブル数の定義)」を参照のこと。