4.3.7 メッセージ制御機能の設定
(1) JP1IM_MANAGER_HOSTパラメータの指定
メッセージ制御機能を使用する場合は,JP1IM_MANAGER_HOSTパラメータによって,どのホストのJP1/IM - Managerと連携するかを指定する必要がある。指定したホストのJP1/IM - Managerに接続したJP1/IM - Viewからだけ,応答を入力できる。
JP1IM_MANAGER_HOSTパラメータの詳細については,「8. 設定ファイル」の「JP1IM_MANAGER_HOST(JP1/IM - Managerが稼働するホスト名定義)」を参照のこと。
JP1IM_MANAGER_HOSTパラメータに存在しないホストを誤って指定した場合,メッセージ制御機能を使用するプログラムまたはコマンドが終了しなくなる。JP1/Baseのイベントサーバ設定ファイルのremote-serverパラメータを指定しておくことによって,JP1IM_MANAGER_HOSTパラメータの指定が誤っていた場合に,プログラムまたはコマンドをエラーで終了させることができるため,remote-serverパラメータを指定する運用を推奨する。
JP1/Baseのイベントサーバ設定ファイルのremote-serverパラメータについては,JP1のマニュアルを参照のこと。
(2) MAX_RESPONSE_REQUESTパラメータの指定
MAX_RESPONSE_REQUESTパラメータによって,JP1/IM - Managerに同時期に大量のメッセージを送付しないようにするため,サーバ内のメッセージ送付数を指定する。これによって,JP1/IM - Managerに送付するメッセージ数を制限できる。
システム内の応答要求メッセージの数が指定値に達した状態で,アプリケーションが応答要求メッセージを出力しようとした場合,そのアプリケーションは,応答要求メッセージを出力済みのほかのアプリケーションに応答が入力されるまで待ち続ける。このような状態が発生した場合,実行ログにKAKC5000-Eメッセージが出力されているため,JP1/IM - Manager側の運用に問題ないか,確認する必要がある。
MAX_RESPONSE_REQUESTパラメータの詳細については,「8. 設定ファイル」の「MAX_RESPONSE_REQUEST(JP1/IM - Managerに同時に受け付けられる応答待ちイベント数定義)」を参照のこと。
(3) JP1/IM - Managerの設定方法
あらかじめJP1IM_MANAGER_HOSTパラメータに指定したホストで,JP1/IM - Managerの応答待ちイベント管理機能を有効にしておく必要がある。有効にしていない場合,JP1/IM - Viewによる応答の入力ができない。
JP1/IM - Managerの設定およびバッチジョブ実行システムとJP1/IM - Managerとの通信の設定については,JP1のマニュアルを参照のこと。