2.3.5 JP1/FTP環境設定
バッチジョブ実行システムでは,スプール出力をWindows上のプリントサーバへ転送して印刷できる。プリントサーバとの印刷ファイルの転送は,JP1/FTPを利用する。バッチジョブ実行システムから印刷する場合,事前に実行環境を設定する必要がある。ここでは,JP1/FTPを使用するための留意点について説明する。
- 〈この項の構成〉
(1) JP1/FTPログインユーザの登録
ファイル伝送時にJP1/FTPにログインするログインユーザ※を,プリントサーバが動作するWindows上のJP1/FTPに登録する。これによって,登録したユーザ以外から着信の要求が来た場合,JP1/FTPは着信を拒否できる。
注※ ここで登録するログインユーザは,Windowsのログインユーザとは関係ない。
(2) 転送先ディレクトリの作成
出力クラスごとに,Windows上のプリントサーバへ,スプールジョブ管理ファイルとSYSOUTデータファイルの転送先ディレクトリをそれぞれ作成する。
出力クラスについては,「3.11.1 出力クラス」,および「4.3.3 出力クラスの設定」を参照のこと。転送先ディレクトリについては,「5.3.2 JP1/FTPを使った印刷データ転送」を参照のこと。