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uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引


2.3.6 メッセージ制御機能を使用する場合の環境設定

メッセージ制御機能を使用してJP1/IM - Viewから応答を入力するためには,事前に実行環境を設定する必要がある。

メッセージ制御機能を使用する場合は,「4.3.7 メッセージ制御機能の設定」に示す設定を行ってから,次の作業を実施すること。

〈この項の構成〉

(1) bjex_msg_setupコマンドの実行

bjex_msg_setupコマンドを実行して,JP1/IM - Managerとの連携を有効にする。bjex_msg_setupコマンドの詳細については,「7. コマンド」の「bjex_msg_setup(メッセージ制御機能の初期設定(バッチジョブ実行システムの設定用))」を参照のこと。

bjex_msg_setupコマンドは次に示す手順で実行する。

  1. JP1/Baseがインストール済みであることを確認する。

  2. root権限でbjex_msg_setupコマンドを実行する。

  3. KAKC5100-Iメッセージが出力されることを確認する。

bjex_msg_setupコマンド実行後にJP1/Baseを再インストールした場合は,bjex_msg_setupコマンドを再実行すること。

(2) JP1/IM - Managerの設定方法

JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewで,応答待ちイベントに関する機能を有効にする。有効にしていない場合,JP1/IM - Viewによる応答の入力ができない。

JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewの設定方法ならびにバッチジョブ実行システムとJP1/IM - Managerとの通信の設定については,JP1のマニュアルを参照のこと。

(3) メッセージ出力用カタログドプロシジャを使用するための設定

メッセージ出力用カタログドプロシジャはuCosminexus Batch Job Execution Serverのインストールディレクトリのsampleディレクトリにある。これらのカタログドプロシジャを,設定ファイルで定義したプロシジャライブラリのディレクトリに複写して使用する。メッセージ出力用カタログドプロシジャを次の表に示す。

表2‒6 メッセージ出力用カタログドプロシジャ

ファイル名

説明

bjex_PAUSE.xml

ジョブの実行を応答待ちにすることで,一時停止状態にする。

bjex_WRITE.xml

メッセージを出力する。

bjex_WRITER.xml

応答要求メッセージを出力する。応答されたメッセージが未定義の場合,エラーのリターンコードを設定して終了する。

bjex_WRITERX.xml

応答要求メッセージを出力する。応答されたメッセージが未定義の場合,再度応答入力メッセージを出力する。