分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編
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EXECAP(相手システムのアプリケーションの起動)要求を発行する場合に,相手システムのアプリケーション名と次に示すどちらかをあわせて指定します。
- 自システムの論理端末名称
- 自システムのコネクションID
- -n
(オペランド)
- name=相手システムのアプリケーション名
- EXECAP要求を発行するときの相手システムのアプリケーション名を指定します。ただし,アプリケーション名には英小文字および_(アンダスコア)は指定できません。
- lname=自システムの論理端末名称
- EXECAP要求を発行する場合に,nameオペランドで指定した相手システムのアプリケーションとメッセージの送受信をする自システムの論理端末名称を指定します。
- 論理端末名称は,TP1/NET/OSAS-NIFのMCF通信構成定義(mcftalcle)で定義したrequest型論理端末またはsend型論理端末を指定してください。
- cname=自システムのコネクションID
- EXECAP要求を発行する場合に,nameオペランドで指定した相手システムのアプリケーションと通信する自システムのコネクションIDを指定します。コネクション下には,一つ以上のrequest型論理端末を定義してください。
- ただし,typeオペランドでansまたはcontを指定したときだけ指定できます。-gオプションのtypeオペランドにSPPを指定したときは指定できません。
EXECAP要求で相手システムのアプリケーションを起動する場合,次に示す項目に注意してください。
- TP1/NET/OSAS-NIFのMCF通信構成定義に対応するmcfaalcapコマンドで次の項目を指定してください。ただし,自システム内でアプリケーション起動機能を使用する場合は,アプリケーション起動プロセスのMCF通信構成定義に対応するmcfaalcapコマンドで次の項目を指定してください。
- 相手システムのアプリケーション名
- 論理端末名称またはコネクションID
アプリケーション名には英小文字および_(アンダスコア)は指定できません。論理端末名称を指定する場合,request型論理端末またはsend型論理端末の論理端末名称を指定してください。コネクションIDを指定する場合,コネクション下に一つ以上のrequest型論理端末を定義してください。
- 相手システム側で起動するアプリケーションを定義する場合,サービスグループ名,サービス名は意味を持ちません。任意の名称を指定してください。
- mcfaalcap -g quekindで指定するメッセージの割り当て先は,必ずdiskを指定してください。quekindオペランドの指定を省略した場合,またはディスクキューからの縮退処理によってメモリキューを使用している場合は,メッセージの再送はしません。
EXECAP要求を発行する起動元のアプリケーションプログラムと,起動先のアプリケーション属性定義との関係を次の表に示します。
次の表に示す以外の関係で,EXECAP要求を発行した場合はエラーとなります。
表5-4 起動元のアプリケーションプログラムと起動先のアプリケーション属性定義との関係
起動元のアプリケーションプログラム |
起動先のアプリケーション属性定義(mcfaalcap) |
−n |
lname |
cname |
type |
任意 |
send型論理端末を指定します。 |
指定しません。 |
noans |
ans型MHP |
request型論理端末を指定します。 |
ans |
noans型MHPまたはSPP |
cont型MHP |
cont |
ans型MHP |
指定しません。 |
request型論理端末が定義してあるコネクションIDを指定します。 |
ans |
noans型MHPまたはSPP |
cont型MHP |
cont |
### アプリケーション属性定義(OSASNF)
mcfaalcap -n "name=APL01 \
kind=user \
type=noans \
msgcnt=100 \
lname=NFLE01" \
-g "servgrpn=srvgrp01 \
quegrpid=quegrp02 \
quekind=disk" \
-v "servname=srv01"
mcfaalcap -n "name=APL02 \
kind=user \
type=ans \
msgcnt=100 \
cname=cnct01" \
-g "servgrpn=srvgrp01 \
quegrpid=quegrp02 \
quekind=disk" \
-v "servname=srv02"
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