分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編
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- -l 論理端末名称 〜〈1〜8文字の識別子〉
OpenTP1システム内で,一意となる論理端末名称を指定します。
- -t request|reply|send|receive
この論理端末の端末タイプを指定します。
request:request型論理端末またはrequest型論理端末(同期型)
reply:reply型論理端末
send:send型論理端末
receive:receive型論理端末
なお,request型論理端末(同期型)を指定する場合,-dオプションのsyncオペランドにyesを指定してください。
- -m
(オペランド)
- mmsgcnt=メモリ出力メッセージ最大格納数 〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《0》
- メモリキューで待ち合わせる出力メッセージの最大格納数を指定します。
- 出力メッセージの待ち合わせ数が指定した最大数になると,それ以降UAPからの送信要求はエラーリターンとなります。
- 0を指定した場合,メモリキューで待ち合わせをする出力メッセージの数は無制限となります。
- dmsgcnt=ディスク出力メッセージ最大格納数 〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《0》
- ディスクキューで待ち合わせをする出力メッセージの最大格納数を指定します。
- 出力メッセージの待ち合わせ数が指定した最大数になると,それ以後UAPからの送信要求はエラーリターンとなります。
- 0を指定した場合,ディスクキューで待ち合わせをする出力メッセージの数は無制限となります。
- -k
(オペランド)
- quekind=memory|disk 〜《disk》
- 送受信メッセージの割り当て先(メモリキューまたはディスクキュー)を指定します。
- memory:メモリキューだけに割り当てます。
- disk:ディスクキューおよびメモリキューに割り当てます。
- quegrpid=キューグループID 〜〈1〜8文字の識別子〉
- ディスクキューで待ち合わせをする出力メッセージに使用するキューグループIDを指定します。
- MCFマネジャ定義(mcfmqgid)で指定するキューグループID(キューグループ種別はotq)のどれかを指定してください。
- このオペランドは,quekindオペランドでdiskを指定した場合は省略できません。
- -o
(オペランド)
- aj=yes|no 〜《yes》
- 送信完了時の情報を取得するかどうかを指定します。
- yes:取得します。
- no:取得しません。
- -r
(オペランド)
- repr=yes|no 〜《no》
- 該当する論理端末を代表論理端末とするかどうかを指定します。
- 代表論理端末は,コネクションに関するイベントを受信するための論理端末です。
- 一つのコネクション内に複数の論理端末がある場合,一つの論理端末定義でだけ,yesを指定できます。このオペランドの指定がすべてnoの場合,最初に定義した論理端末が代表論理端末になります。
- yes:該当する論理端末定義の論理端末を代表論理端末とします。
- no:該当する論理端末定義の論理端末を代表論理端末としません。
- -d
(オペランド)
- sync=yes|no 〜《no》
- request型論理端末を同期型として使用するかどうかを指定します。-tオプションにrequestを指定した場合だけ有効です。
- このオペランドの指定を省略した場合,noに設定されます。
- yes:同期型として使用します。
- no:同期型として使用しません。
- nugua=yes|no 〜《yes》
- MCFの再開始時に,NIF通番を引き継ぐかどうかを指定します。
- -kオプションのquekindオペランドにmemoryを指定した場合,有効となります。
- このオペランドの指定を省略した場合,yesに設定されます。
- yes:NIF通番を引き継ぎます。
- no:NIF通番を引き継ぎません。
- なお,noを指定した場合,MCFの再開始時には,NIF通番はリセット状態となり,再送のための情報は失われます。
- rplytim=応答監視タイマ値 〜〈符号なし整数〉((0〜8191))《0》 (単位:秒)
- 問い合わせメッセージを受信して,reply型論理端末で起動したMHPからの応答メッセージの送信を受け付けるまでの監視時間を秒単位で指定します。-tオプションにreplyを指定した場合だけ有効です。
- 次に示す契機から応答メッセージの送信を受け付けるまでの時間を監視します。
- 相手システムから問い合わせメッセージを受信して入力キューへ登録したとき
- MHPからの応答メッセージ送信待ちの状態で,相手システムから通番問い合わせ要求を受信したとき
- MHPからの応答メッセージを送信待ちの状態で,相手システムから再送された問い合わせメッセージを受信したとき
問い合わせメッセージを受信して,監視時間内にMHPからの応答メッセージ送信を受け付けない場合,該当するメッセージの送受信の処理を打ち切り,次メッセージを処理します。
通番問い合わせ要求または再送された問い合わせメッセージを受信して,監視時間内にMHPから応答メッセージの送信を受け付けない場合,該当するメッセージは未受信として処理します。
このオペランドの指定を省略した場合,または0を指定した場合,応答監視はしません。
なお,監視時間の指定はMCF通信構成定義(mcftalccn -v)のtim1オペランドまたはtim2オペランドの指定値より小さな値を指定してください。
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