分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編
TP1/NET/OSAS-NIFは,UAPからのシステム間通信メッセージに一連の通番を付け,メッセージを管理し,再送機能に使用します。TP1/NET/OSAS-NIFがメッセージに付ける通番のことを,NIF通番といいます。
TP1/NET/OSAS-NIFは,メッセージにNIF通番を付け,メッセージの脱落や重複を防止したり,メッセージ送達の確認をしています。このため,相手システムでは,NIF/OSIプロトコルで定める通番機能,通番問い合わせ機能を,必ず使用してください。使用しない場合,コネクションを確立できません。
NIF通番は,論理端末(エージェント)ごとに管理されています。
NIF通番を参照することはできません。
また,TP1/NET/OSAS-NIFはオンライン再開始時に前回のオンライン停止時のNIF通番を引き継ぐことができます。
オンライン再開始時にNIF通番を引き継がない場合は,MCF通信構成定義(mcftalcle)の -kオプションのquekindオペランドにmemoryを,-dオプションのnuguaオペランドにnoを指定してください。
オンライン再開始時にNIF通番を引き継がない指定をした場合,オンライン再開始時のNIF通番はリセット状態となり,再送のための情報はなくなります。
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