分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編

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2.5.1 メッセージ再送機能

仕掛り中メッセージの再送は,中断要因,キュー種別および論理端末の端末タイプによって異なります。

障害回復後の仕掛り中メッセージの再送を次の表に示します。

表2-3 仕掛り中メッセージの再送

端末タイプ 中断要因
コネクション障害,オンライン停止,タイムアウト,NIF-REJECT送信/受信 受信拒否受信 論理端末障害 左記以外
mcftdctle入力 バッファ不足
キュー種別 キュー種別 キュー種別 キュー種別
ディスク メモリ ディスク メモリ ディスク メモリ ディスク メモリ
request型 × × × × ×
request型
(同期型)
× × × × × × × × ×
reply型 × × × ※1 ※1 ※2 × ×
send型 × × × × ×
(凡例)
○:再送します。
×:再送しません。
△:相手システムに依存します。
−:該当しません。
注※1
送信を完了してから論理端末を閉塞するため,再送は該当しません。
注※2
コネクションを解放するため,コネクション再確立後に再送されます。

ただし,次に示す場合は,メッセージの再送はしません。

次に,TP1/NET/OSAS-NIFによる再送と,RESEND要求による再送との違いを示します。