分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編

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2.2.3 応答メッセージの送信

TP1/NET/OSAS-NIFが,相手システムからの問い合わせメッセージを受信し,相手システムへ応答メッセージを送信する場合の処理の流れを説明します。

問い合わせメッセージの受信と応答メッセージの送信の流れを次の図に示します。

図2-16 問い合わせメッセージの受信と応答メッセージの送信の流れ

[図データ]

  1. 相手システムからの問い合わせメッセージをreply型論理端末で受信します。
  2. 入力メッセージ編集UOCでメッセージを編集します。相手システムからのEXECAP要求を受信した場合に,自システムのアプリケーションが指定されているときは,入力メッセージ編集UOCは不要です。
  3. TP1/NET/OSAS-NIFは入力キューへ問い合わせメッセージを書き込みます。
  4. MHPを起動させます。MHPはRECEIVE要求を発行してメッセージを受け取ります。ただし,相手システムからのEXECAP要求を受信した場合は,EXECAP要求の中で指定されたアプリケーションが起動されます。
  5. MHPは,REPLY要求を発行して出力キューへ応答メッセージを書き込みます。
  6. TP1/NET/OSAS-NIFは,出力キューに書き込まれた応答メッセージを取り出します。
  7. 出力メッセージ編集UOCでメッセージを編集します。
  8. 相手システムへ応答メッセージを送信します。