分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編

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2.2.1 問い合わせメッセージの送信

TP1/NET/OSAS-NIFが,相手システムへ問い合わせメッセージを送信し,相手システムからの応答メッセージを受信した場合の処理の流れを説明します。

問い合わせメッセージの送信と応答メッセージの受信の流れを次の図に示します。

図2-14 問い合わせメッセージの送信と応答メッセージの受信の流れ

[図データ]

  1. SPPまたはMHPから,request型論理端末あてに問い合わせメッセージを送信します。
    EXECAP要求を呼び出した場合,request型論理端末は使用状態となり,同じ論理端末あてにEXECAP要求を発行できません。
  2. TP1/NET/OSAS-NIFは出力キューに書き込まれたメッセージを取り出します。
  3. 出力メッセージ編集UOCでメッセージを編集します。
  4. 相手システムへ問い合わせメッセージを送信します。
  5. 相手システムから応答メッセージを受信します。
  6. 入力メッセージ編集UOCでメッセージを編集します。
  7. TP1/NET/OSAS-NIFは入力キューへ応答メッセージを書き込みます。
    1.でEXECAP要求を呼び出した場合,1.で使用状態としたrequest型論理端末の状態を解除します。同じ論理端末あてにEXECAP要求を発行できます。
  8. MHPを起動させます。MHPはRECEIVE要求を発行してメッセージを受け取ります。