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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編


mcftxp(XMAP3共通定義)

〈このページの構成〉

形式

mcftxp 〔-m "〔msgkey='次メッセージ要求キー名'〕
             〔timeoutlog=yes|no〕"〕
       〔-o "〔opcolor=色番号〕
             〔opreverse=yes|no〕"〕
         -n マッピングサービス識別子
       〔-g "〔closebutton=on|off〕"〕
       〔-c "〔actcnaction=serial|parallel〕"〕

機能

TP1/NET/XMAP3に関する環境を定義します。

オプション

●-m

(オペランド)

msgkey='次メッセージ要求キー名'  〜〈1〜8文字の記号名称〉((PF1〜PF24,PA1〜PA3,BREAK))《PF2》

次メッセージ要求キー名を指定します。ここで指定したキーを押すことで,次に表示するメッセージを送信します。

PF1〜PF24,PA1〜PA3

それぞれのキーが押されたときに,次に表示するメッセージを送信します。

BREAK

中断キー,またはCtrl+Sキーが押されたときに,次に表示するメッセージを送信します。

timeoutlog=yes|no  〜《yes》

XMAP3 Serverのタイムアウト発生を通知するかどうかを指定します

yes

タイムアウト発生を通知するログメッセージを出力します。

メッセージKFCA13662-E(エラーコード=10(TX_CECDOWN)で,詳細エラーコード=0x03020202,0x03020303,または0x03020203)と,直前にエラー要因を示すメッセージを出力します。

no

タイムアウト発生を通知するログメッセージを出力しません。

注※

システムサービス情報定義に指定するXMAP3 Serverの環境変数XRESPONSETIMEまたは環境変数XPCLOSEWAITTIMEによってタイムアウトが発生した場合に,通知するかどうかを指定します。

●-o

(オペランド)

opcolor=色番号  〜〈符号なし整数〉((1〜15))《2》

オペレータインジケータのユーザ表示フィールドの表示色を色番号で指定します。

色番号に対応する表示色は,XMAP3サーバの定義で決定します。詳細については,マニュアル「XMAP3 Version 5 画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド」を参照してください。

opreverse=yes|no  〜《no》

オペレータインジケータのユーザ表示フィールドの反転表示の有無を指定します。

yes

反転表示あり

no

反転表示なし

●-n マッピングサービス識別子  〜〈1〜8文字の識別子〉

入出力マッピングで使用するマッピングサービスの識別子を指定します。

●-g

(オペランド)

closebutton=on|off  〜《off》

論理端末画面の閉じるボタンを有効にするかどうかを指定します。論理端末画面の閉じるボタンについては,「2.3.5 論理端末画面の閉じるボタンの有効化」を参照してください。

on

閉じるボタンが有効になります。閉じるボタンを押すと,アプリケーション決定後にTP1/NET/XMAP3がUAPを起動します。

off

閉じるボタンが無効になります。閉じるボタンを押すと,XMAP3クライアント端末側で無視します(入力エラーとしてブザーを鳴らします)。

●-c

(オペランド)

actcnaction=serial|parallel  〜《serial》

コネクションの確立の動作モードを指定します。

serial

コネクション確立要求を逐次処理します。

コネクション確立要求を行う運用コマンドまたはAPIがリターンしたとき,MCF通信プロセスで正常に受け付けられていた場合,コネクションは確立状態となっています。

運用コマンドを多数入力する場合には,順番待ちが発生して,入力数が増えるほど,待ち時間が拡大します。

parallel

コネクション確立要求を並行処理します。

コネクション確立要求を行う運用コマンドまたはAPIがリターンしたとき,MCF通信プロセスで正常に受け付けられていたとしても,コネクションの状態が確立状態とは限りません。コネクション確立要求を行う運用コマンドまたはAPIがリターンしたあとに,コネクションが確立していることを前提とした処理がある場合は,コネクションの状態確認を行う運用コマンドまたはAPIで,コネクションの状態を確認してください。

また,最大処理多重度定義の最大処理多重度(mcfttred -m)には,負荷試験を実施したうえで最適な値を指定するようにしてください。多重処理状況は運用コマンド(mcftlstrd)で確認できます。運用コマンドの詳細については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。