mcftalcle(論理端末定義)
形式
mcftalcle -l 論理端末名称 -t any 〔-m "〔mmsgcnt=メモリ出力メッセージ最大格納数〕 〔dmsgcnt=ディスク出力メッセージ最大格納数〕"〕 〔-k "〔quekind=memory|disk〕 〔quegrpid=キューグループID〕"〕 〔-G "〔groupsend=yes|no〕"〕 〔-o "〔aj=yes|no〕"〕 〔-p "〔dflmap='デフォルトマップ名'〕 〔initmap='イニシャライズマップ名'〕"〕 〔-i auto|manual〕 〔-a "〔msgadv=auto|manual〕"〕 〔-r "〔rretry=yes|no〕 〔rretrycnt=プリンタ排他再試行回数〕 〔rretryint=プリンタ排他再試行間隔〕"〕 〔-g "〔title=on|off〕 〔titlname='論理端末画面のタイトル名'〕 〔maxbutton=on|off〕 〔minbutton=on|off〕 〔resize=yes|no〕 〔icon=yes|no〕 〔iconname='論理端末画面のアイコン名'〕 〔pheight=論理端末画面の縦サイズ〕 〔pwidth=論理端末画面の横サイズ〕 〔wheight=論理端末画面視野枠の縦サイズ〕 〔wwidth=論理端末画面視野枠の横サイズ〕"〕 -z "device='機種・モデル'" 〔-y 送信完了確認メッセージ数〕 〔-x "excnt=プリンタ連続使用メッセージ数"〕 〔-K "〔keyboard=aptype|aplock〕 〔unlock=auto|send〕"〕
機能
論理端末に関する環境を定義します。
オプション
●-m
(オペランド)
- mmsgcnt=メモリ出力メッセージ最大格納数 〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《0》
-
メモリキューで待ち合わせをする出力メッセージの最大格納数を指定します。
出力メッセージの待ち合わせ数が指定した最大数になると,それ以後,UAPからの送信要求(SEND)はエラーリターンとなります。
0を指定した場合,または省略した場合,メモリキューで待ち合わせをする出力メッセージの数は指定可能な最大数(65535)になります。ただし,実際に待ち合わせができる出力メッセージ数は動的共用メモリの容量に依存します。
- dmsgcnt=ディスク出力メッセージ最大格納数 〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《0》
-
ディスクキューで待ち合わせをする出力メッセージの最大格納数を指定します。
出力メッセージの待ち合わせ数が指定した最大数になると,それ以後,UAPからの送信要求(SEND)はエラーリターンとなります。
0を指定した場合,または省略した場合,ディスクキューで待ち合わせをする出力メッセージの数は指定可能な最大数(65535)になります。ただし,実際に待ち合わせができる出力メッセージ数はメッセージキューファイルの容量に依存します。
●-k
(オペランド)
- quekind=memory|disk 〜《memory》
-
送受信メッセージの割り当て先(メモリキュー,またはディスクキュー)を指定します。
- memory
-
メモリキューだけに割り当てます。
- disk
-
ディスクキュー,およびメモリキューに割り当てます。
- quegrpid=キューグループID 〜〈1〜8文字の識別子〉
-
ディスクで待ち合わせる送受信メッセージに使用するキューグループIDを指定します。入出力キュー定義(mcfmqgid)で指定するキューグループID(キューグループ種別はotq)のどれかを指定してください。
このquegrpidオペランドは,quekindオペランドでdiskを指定した場合だけ指定してください。
●-p
(オペランド)
●-i auto|manual 〜《auto》
コネクション確立時の,論理端末の閉塞解除方法を指定します。
- auto
-
コネクション確立時に,システムが自動的に論理端末を閉塞解除します。
- manual
-
運用コマンド(mcftactle)の入力,またはAPI(dc_mcf_tactle関数)の発行で論理端末を閉塞解除します。
●-a
(オペランド)
●-r
(オペランド)
- rretry=yes|no 〜《yes》
-
- yes
-
プリンタ排他再試行をします。
- no
-
プリンタ排他再試行をしません。
- rretrycnt=プリンタ排他再試行回数 〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《0》
-
プリンタ排他再試行回数を指定します。
0を指定した場合,プリンタ排他再試行回数は無制限になります。
rretryオペランドの指定値がnoの場合,このオペランドの指定は無効です。
- rretryint=プリンタ排他再試行間隔 〜〈符号なし整数〉((0〜255))《5》(単位:秒)
-
プリンタ排他再試行間隔を指定します。
0を指定した場合,障害発生直後にプリンタ排他再試行をします。
rretryオペランドの指定値がnoの場合,このオペランドの指定は無効です。
- 注意事項
-
再試行間隔の精度は秒単位です。また,タイマ定義(mcfttim -t)のbtimオペランドで指定する時間の間隔で再試行するかどうかをチェックします。このため,このオペランドで指定した再試行間隔と実際に再試行する時間には秒単位の誤差が生じます。
●-g
(オペランド)
- title=on|off
-
論理端末画面のタイトルバーを表示するかどうかを指定します。省略時はXMAP3 Serverの仮定値に従います。
- on
-
タイトルバー表示あり
- off
-
タイトルバー表示なし
- titlname='論理端末画面のタイトル名' 〜〈1〜80文字の文字列〉
-
論理端末画面のタイトル名を指定します。
titleオペランドの指定値がoffの場合,このオペランドは指定できません。
省略時はXMAP3 Serverの仮定値に従います。
-
titleオペランドの指定値がoffの場合,このオペランドは指定できません。
省略時はXMAP3 Serverの仮定値に従います。
- on
-
最大化ボタン表示あり
- off
-
最大化ボタン表示なし
-
titleオペランドの指定値がoffの場合,このオペランドは指定できません。
省略時はXMAP3 Serverの仮定値に従います。
- on
-
最小化ボタン表示あり
- off
-
最小化ボタン表示なし
- resize=yes|no
-
論理端末画面の表示の大きさを変更できるようにするかどうかを指定します。
省略時はXMAP3 Serverの仮定値に従います。
- yes
-
論理端末画面の表示の大きさを変更できる
- no
-
論理端末画面の表示の大きさを変更できない
- icon=yes|no
-
論理端末画面をアイコン表示できるようにするかどうかを指定します。
省略時はXMAP3 Serverの仮定値に従います。
- yes
-
論理端末画面のアイコン表示ができる
- no
-
論理端末画面のアイコン表示ができない
- iconname='論理端末画面のアイコン名' 〜〈1〜16文字の文字列〉
-
省略時はXMAP3 Serverの仮定値に従います。
- pheight=論理端末画面の縦サイズ 〜〈符号なし整数〉((24〜127))
-
論理端末画面の縦サイズを指定します。
省略時はXMAP3 Serverの仮定値に従います。
- pwidth=論理端末画面の横サイズ 〜〈符号なし整数〉((80〜255))
-
論理端末画面の横サイズを指定します。
省略時はXMAP3 Serverの仮定値に従います。
- wheight=論理端末画面視野枠の縦サイズ 〜〈符号なし整数〉((24〜48))
-
論理端末画面視野枠の縦サイズを指定します。
省略時はXMAP3 Serverの仮定値に従います。
- wwidth=論理端末画面視野枠の横サイズ 〜〈符号なし整数〉((4〜160))
-
論理端末画面視野枠の横サイズを指定します。
省略時はXMAP3 Serverの仮定値に従います。
●-z
(オペランド)
●-y 送信完了確認メッセージ数 〜〈符号なし整数〉((1〜256))《10》
非同期送信をする場合の送信完了確認メッセージ数を指定します。
TP1/NET/XMAP3は,このオプションで指定されたメッセージ数のメッセージを送信すると送信完了処理します。
しかし,障害などの発生時,または代行送信の終了時に,メッセージが二重出力されることがあります。二重出力を避けたい場合は,送信完了確認メッセージ数に1を指定してください。
コネクション定義(mcftalccn -S)のtypeオペランドの指定がDSPの場合,このオプションは指定できません。また,送信完了処理を行うまでは,すでに送信したメッセージがあっても,それらは出力キューに残しておきます。このため,quelsコマンド等で出力キューの状態を参照すると,仕掛りメッセージとして残っていますが,異常ではありません。
●-x
(オペランド)
- excnt=プリンタ連続使用メッセージ数 〜〈符号なし整数〉((0,5〜256))《0》
-
プリンタの排他を解除するタイミングを,送信メッセージの数で指定します。プリンタの排他を続けることでプリンタを継続して使用できます。TP1/NET/XMAP3は,指定数に達したときに送信しているグループの,最終のメッセージを送信し終わると送信完了処理し,プリンタの排他を解除します。0を指定した場合,グループごとに送信完了処理し,プリンタの排他を解除します。
両面印刷する場合に0以外の値を指定していると,前のグループの裏面に印刷されることがあります。グループの先頭メッセージに適切なページ制御情報を付けてください。
コネクション定義(mcftalccn -S)のtypeオペランドの指定がDSPの場合,このオプションは指定できません。また,-Gオプションのgroupsendオペランドの指定値がnoの場合も,このオプションを指定できません。
●-K
(オペランド)
- keyboard=aptype|aplock 〜《aptype》
-
論理端末から非応答型MHPにメッセージを送信したときの,論理端末画面のキーボード状態を指定します。
- aptype
-
キーボード状態をロック解除状態にします。
- aplock
-
キーボード状態をロック状態にします。
非応答型MHP以外のアプリケーションにメッセージを送信した場合のキーボード状態については,「2.4.10(3) キーボード状態の変更」を参照してください。
- unlock=auto|send 〜《auto》
-
keyboardオペランドでaplockを指定した場合に,キーボードロックを解除するタイミングを指定します。keyboardオペランドにaplockを指定している場合だけ,unlockオペランドを指定できます。
- auto
-
非応答型MHPが終了したときに,キーボードロックを解除します。
- send
-
論理端末に一方送信メッセージを送信したときに,キーボードロックを解除します。
注意事項
GUI画面の場合,-gオプションの次のオペランドが無効になります。
-
maxbutton
-
resize
-
pheight
-
pwidth
-
wheight
-
wwidth