2.4.10 キー入力サービス
TP1/NET/XMAP3では,XMAP3 Serverの機能によって論理端末画面からのキー入力サービスを提供しています。
- 〈この項の構成〉
(1) 送信要求発生時の処理
TP1/NET/XMAP3での送信要求発生(論理端末画面からの画面確定キー入力)時の処理を,次の表に示します。
項番 |
キー |
TP1/NET/XMAP3の処理 |
XMAP3 Serverのキーシンボル名称 (マクロ値) |
|
---|---|---|---|---|
オンライン用キー |
AX仕様キー |
|||
1 |
実行 |
Enter (テンキー部) |
アプリケーション決定後UAP起動 |
TX_MKLNFED |
2 |
PA1 |
PageUp |
TX_MKPA1 |
|
3 |
PA2 |
PageDown |
TX_MKPA2 |
|
4 |
PA3 |
Ctrl+PageDown |
TX_MKPA3 |
|
5 |
スクリーン |
Ctrl+Delete |
TX_MKSCREN |
|
6 |
中断 |
Ctrl+S |
TX_MKBREAK |
|
7 |
割込 |
Break Ctrl+Pause |
TX_MKINTER |
|
8 |
印刷 |
Ctrl+P |
印刷キー処理(論理ハードコピーの出力) |
TX_MKPRINT |
9 |
PF1 |
F1 |
アプリケーション決定後UAP起動 |
TX_MKF1 |
10 |
PF2 |
F2 |
TX_MKF2 |
|
11 |
PF3 |
F3 |
TX_MKF3 |
|
12 |
PF4 |
F4 |
TX_MKF4 |
|
13 |
PF5 |
F5 |
TX_MKF5 |
|
14 |
PF6 |
F6 |
TX_MKF6 |
|
15 |
PF7 |
F7 |
TX_MKF7 |
|
16 |
PF8 |
F8 |
TX_MKF8 |
|
17 |
PF9 |
F9 |
TX_MKF9 |
|
18 |
PF10 |
F10 |
TX_MKF10 |
|
19 |
PF11 |
F11 |
TX_MKF11 |
|
20 |
PF12 |
F12 |
TX_MKF12 |
|
21 |
コントロール+PF1 |
Shift+F1 |
TX_MKF13 |
|
22 |
コントロール+PF2 |
Shift+F2 |
TX_MKF14 |
|
23 |
コントロール+PF3 |
Shift+F3 |
TX_MKF15 |
|
24 |
コントロール+PF4 |
Shift+F4 |
TX_MKF16 |
|
25 |
コントロール+PF5 |
Shift+F5 |
TX_MKF17 |
|
26 |
コントロール+PF6 |
Shift+F6 |
TX_MKF18 |
|
27 |
コントロール+PF7 |
Shift+F7 |
TX_MKF19 |
|
28 |
コントロール+PF8 |
Shift+F8 |
TX_MKF20 |
|
29 |
コントロール+PF9 |
Shift+F9 |
TX_MKF21 |
|
30 |
コントロール+PF10 |
Shift+F10 |
TX_MKF22 |
|
31 |
コントロール+PF11 |
Shift+F11 |
TX_MKF23 |
|
32 |
コントロール+PF12 |
Shift+F12 |
TX_MKF24 |
その他の画面確定キーの入力については表示印刷サービスが処理しますが,入力エラーとなってブザーが鳴ります。
次メッセージ要求キーとして使用しているキーは,UAP起動や論理ハードコピーの出力をするキーとしては使用できません。
- 注意事項
-
XMAP3のドローの画面属性ダイアログで隠しフィールドを設定している場合,XMAP3 Server表示・印刷環境ファイルまたはXMAP3の表示・印刷セットアップダイアログで,強制確定キーの動作の「入力済みデータを送らない」をオフにしてください。
強制確定キーの動作の「入力済みデータを送らない」をオンにした場合,隠しフィールドに設定した値がTP1/NET/XMAP3に通知されません。
(2) 印刷キー処理
TP1/NET/XMAP3では,表示印刷サービスから印刷キーの入力を受け付けると,表示印刷サービスに対して論理ハードコピーの要求をします。
論理ハードコピーの出力先プリンタは,XMAP3 Server表示・印刷環境ファイルの表示サービス名(DCPSNM)の指定に従います。ここで指定する表示サービス名と,コネクション定義(mcftalccn -S)のsvnameオペランドで指定する接続対象の表示印刷サービス名とは,重ならないように注意してください。二重に指定した場合,論理ハードコピーが正しく行われないことがあります。
XMAP3 Server表示・印刷環境ファイルに表示サービス名の指定がない場合は,印刷キーを入力しても論理ハードコピーは取得できません。
また,エラーなどによって論理ハードコピーの取得ができない場合は,オペレータインジケータに表示します。
(3) キーボード状態の変更
論理端末からのメッセージをOpenTP1システムが受信すると,TP1/NET/XMAP3は論理端末定義(mcftalcle)とUAPの型に応じて,論理端末画面のキーボードロックを解除するかどうかを決定します。論理端末画面のキーボード状態を次の表に示します。
なお,キーボードロック解除のタイミングがメッセージ送信時の場合,ロックを解除するかどうかは,メッセージ送信時に指定したマップのマップ定義に従います。ロックを解除する場合のマップ定義には,PHSEG文のCNTRLオペランドにFRKBを指定してください。PHSEG文のCNTRLオペランドを省略した場合,またはPHSEG文のCNTRLオペランドにNOFRを指定した場合は,ロックが解除されません。
キーボードロックを[取消]キーなどで解除して,新たなメッセージを入力した場合には,入力された新たなメッセージは破棄されます。ただし,次の場合には入力された新たなメッセージは破棄されず,正常に受け付けられます。
-
論理端末定義(mcftalcle -K)のkeyboardオペランドでaplockを指定し,かつunlockオペランドでsendを指定した論理端末からの,非応答型アプリケーションに対するメッセージ入力によって,キーボードがロック状態になっていた場合。