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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編


2.4.9 メッセージの代行送信

メッセージの代行送信とは,メッセージ送信先論理端末の端末状態が閉塞,またはメッセージ送信先のプリンタが障害の場合に,ほかのプリンタに送信することです。

代行送信は,同じMCF通信構成定義で定義したプリンタ属性の論理端末同士の場合にできます。TP1/NET/XMAP3では,メッセージ送信の代行を依頼する論理端末を代行元論理端末,メッセージ送信を代行する論理端末を代行先論理端末と呼びます。メッセージグループ送信機能,またはページ制御機能を使用している場合,TP1/NET/XMAP3では代行送信によるプリンタ出力の結果を保証しません。

〈この項の構成〉

(1) 代行送信の開始

オンラインコマンド(ACT ALTSEND),または運用コマンド(mcftstalt)を入力して開始します。

代行先論理端末の端末状態が閉塞していると代行送信できません。また,代行先のプリンタが障害中の場合は,代行送信できません。

代行元論理端末は端末状態が閉塞,またはプリンタ障害中でなければなりません。

代行元論理端末がプリンタ排他再試行の間は,代行送信できません。プリンタ排他再試行の終了を待つか,運用コマンドで端末状態を閉塞してから再度コマンドを入力してください。

(2) 代行送信の終了

代行送信の終了には,次の五つの場合があります。