Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編


付録L 用語解説

(英字)

AJ(メッセージ送信完了ジャーナル)

MCFが取得する統計用の履歴情報の一つです。メッセージ出力通番,出力先論理端末名などで構成されます。

AJの取得タイミングは,表示印刷サービスのサービスタイプで異なります。画面表示の場合は,メッセージをXMAP3 Serverにすべて渡した直後です。帳票印刷の場合は,メッセージをXMAP3 Serverにすべて渡したあと,プリンタから印刷完了を受信した直後です。

GJ(メッセージ受信ジャーナル)

MCFが取得する統計用の履歴情報の一つです。入力メッセージサイズ,入力論理端末名などで構成されます。

GJの取得タイミングは,非同期受信関数を発行して,MHPが受信メッセージを入力キューから取り出した直後です。

IJ(メッセージ入力ジャーナル)

MCFが取得する統計用の履歴情報の一つです。メッセージ入力通番,入力論理端末名,入力メッセージ種別,および入力メッセージなどで構成されます。

IJの取得タイミングは,クライアントから受信したメッセージを入力キューに格納する直前です。

MJ(メッセージジャーナル)

MCFが取得する統計用の履歴情報の一つです。入力論理端末名または,出力論理端末名,メッセージジャーナル種別,入力または出力メッセージ(入力メッセージ編集前のデータ,または出力メッセージ編集後のデータ)などで構成されます。

MJの取得タイミングは,入力メッセージの場合,入力メッセージ編集UOCを呼び出す直前です。また,出力メッセージの場合,出力メッセージ編集UOCを呼び出した直後です。

OJ(メッセージ出力ジャーナル)

MCFが取得する統計用の履歴情報の一つです。メッセージ出力通番,出力論理端末名,出力メッセージ種別,出力メッセージなどで構成されます。

OJの取得タイミングは,非同期送信関数を発行して,UAPが送信メッセージを出力キューに格納した直後です。

(カ行)

コネクション

TP1/NET/XMAP3と表示印刷サービスの間に確立された論理的な通信路です。表示印刷サービスのサービスと1対1に対応します。

(サ行)

出力キュー

処理の結果として出力メッセージを管理する待ち行列です。

出力マッピング

UAPが論理マップにセットしたデータを,送信ストリームに変換することです。

送信完了

メッセージが送信済みであることを,TP1/NET/XMAP3が出力キューに連絡することです。

(ナ行)

入力キュー

処理要求として入力メッセージを管理する待ち行列です。

入力マッピング

受信ストリームをUAPが使用できる形式に変換して論理マップにセットすることです。

(ハ行)

物理マップ

ディスプレイ端末,またはプリンタ端末に対する入出力時,UAPで取り扱う論理的なデータ項目を論理端末画面のどの位置へどのように表示するかなどの物理的な情報から構成される制御情報です。

物理メッセージ

XMAP3が扱うXPデータストリーム形式のメッセージです。EBCDIK/KEISのコード体系を持ちます。

(ラ行)

論理項目

可変項目に対応して,論理端末画面から入力される論理データや,論理端末画面に出力する論理データを格納する項目です。

論理セグメント

論理項目の集まりです。

論理端末

TP1/NET/XMAP3とUAPの間に確立された論理的な端末です。論理端末画面,またはプリンタと1対1に対応します。

論理端末画面

表示印刷サービスがディスプレイ上に生成する一つのウィンドウです。

論理マップ

論理セグメントの集まりです。

論理メッセージ

データとして意味を持つメッセージの単位です。1論理メッセージは1セグメント,または複数セグメントから構成されています。