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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編


2.4.13 クライアントPC/WS応答時間タイムアウト発生時の障害メッセージ出力

XMAP3 Serverでは,クライアントPC/WSの応答時間の監視ができます。この機能によって,クライアントPCの異常終了,およびTCP/IPドライバのデータ破壊による,無限待ちの状態を回避できます。

TP1/NET/XMAP3では,この監視時間のタイムアウトの発生を,TP1/NET/XMAP3の障害メッセージの出力によって通知できます。

クライアント応答時間監視機能を使用する場合,TP1/NET/XMAP3通信サービスのシステムサービス情報定義で,環境変数XRESPONSETIMEまたは環境変数XPCLOSEWAITTIMEを指定する必要があります。システムサービス情報定義の詳細については,「7. システム定義」の「システムサービス情報定義」を参照してください。

クライアントPC/WS応答時間タイムアウト発生時に障害メッセージを出力させるには,XMAP3共通定義(mcftxp -m)のtimeoutlogオペランドにyesを指定します。mcftxp定義コマンドの詳細については,「7. システム定義」の「mcftxp(XMAP3共通定義)」を参照してください。