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OpenTP1 Version 7 分散アプリケーションサーバ TP1/LiNK 使用の手引


5.3.1 ユーザサーバの開始

ユーザサーバは,TP1/LiNKを開始したときに自動的に開始することも,TP1/LiNKの稼働中にオペレータの操作で開始することもできます。

ユーザサーバを開始する方法を次に示します。

自動起動

TP1/LiNKを開始したときに,事前に設定した順位に従って自動的に起動する方法です。

手動起動

TP1/LiNKの稼働中にオペレータの操作で開始する方法です。

ユーザサーバの自動起動と手動起動を次の図に示します。

図5‒2 ユーザサーバの自動起動と手動起動

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) ユーザサーバの自動起動(TP1/LiNKを開始したときにユーザサーバも開始)

TP1/LiNKを開始する前に,[SPP環境設定]ダイアログボックスまたは[SUP環境設定]ダイアログボックスで,ユーザサーバをTP1/LiNKと一緒に開始するよう,指定(自動起動の指定)しておきます。自動起動するかどうかは,ユーザサーバごとに指定します。

TP1/LiNKにユーザサーバを登録した直後の初期値では,自動起動ではなく手動起動するように設定されています。ユーザサーバをTP1/LiNKと一緒に開始したい場合は,自動起動に変更してください。

自動起動を指定したユーザサーバには,自動起動の順位もあわせて指定します。順位を指定するときは,サービスを要求されるユーザサーバが先に起動するように指定してください。自動起動の順位を設定する方法については,「3.2.4 自動起動の設定」を参照してください。

(2) ユーザサーバの手動起動(TP1/LiNKの稼働中にユーザサーバを開始)

自動起動で開始していないユーザサーバを,TP1/LiNKの稼働中に開始できます。開始する場合は,[アプリケーション管理SPP]メニューまたは[アプリケーション管理SUP]メニューを選択します。

メニューを選択すると,[TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウまたは[TP1/LiNKアプリケーション管理SUP]ウィンドウが開くので,次に示すどちらかの操作をします。

[TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウの操作方法については,「6.2 アプリケーション管理(SPP)」を,[TP1/LiNKアプリケーション管理SUP]ウィンドウの操作方法については,「6.3 アプリケーション管理(SUP)」を参照してください。