5.1.5 utols(テスト状況の表示)
(1) 名称
テスト状況の表示
(2) 形式
utols 〔サーバ名〔サーバ名〕…〕
(3) 機能
テスタサービスが管理しているテストUAPの状態を標準出力に出力します。ただし,出力対象がない場合は,何も出力しません。
utolsコマンドは,テスタサービスが起動中のときだけ使用できます。
(4) コマンド引数
-
サーバ名 〜〈1〜8文字の識別子〉
状態を表示させるユーザサーバの名称を指定します。
このコマンド引数の指定を省略すると,すべてのテスト対象のユーザサーバの状態を表示します。
(5) 出力形式
-
該当するUAPのテストモード情報(ユーザサービス定義のtest_modeオペランドの指定)を次のどれかで表示します。
target:test_mode=targetで起動
usable:test_mode=usableで起動
dmyspp:test_mode=dmysppで起動
simmhp:test_mode=simmhpで起動
-
UAPを起動したユーザのテストユーザID
UAPのテストモードがusableの場合は,'****'を表示します。
-
サーバ名(8文字以内)
-
サービスグループ名(31文字以内)
サービスグループの指定がない場合は,何も表示しません。
-
UAPと連動しているデバッガ名(8文字以内)
デバッガと連動していない場合は,何も表示しません。
(6) 注意事項
テスト対象のUAPが起動中,または停止中に,そのUAPを強制停止させた場合やOpenTP1システムが即時停止した場合,起動していないUAPや停止済みのUAPについての情報を表示することがあります。この場合,誤って表示されたUAPを再度起動すると,正しい情報が表示されます。