5.1.3 utofilcre(テスタファイルの作成)
(1) 名称
テスタファイルの作成
(2) 形式
utofilcre{-e テストデータ定義ファイル名 |-o テスタファイル名 -k テスタファイル種別 〔-i 入力データファイル名〕}
(3) 機能
指定したテストデータ定義ファイル,または運用コマンドで取り出したアンロードジャーナルファイルのレコードデータやRPCトレースデータから,テスタファイルを作成します。
(4) オプション
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-e テストデータ定義ファイル名 〜〈パス名〉
作成するテスタファイルの入力データを定義した,テストデータ定義ファイルの名称を指定します。
-o,-k,および-iオプションとは同時に指定できません。
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-o テスタファイル名 〜〈パス名〉
運用コマンドで取り出したデータから作成する,テスタファイルの名称を指定します。このオプションを指定する場合,-kオプションを必ず指定してください。
-eオプションとは同時に指定できません。
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-k テスタファイル種別
運用コマンドで取り出したデータから作成する,テスタファイルの種別を指定します。指定できるテスタファイル種別を次に示します。
RRQ:RPC要求データファイル
RRT:RPC応答データファイル
XRQ:XATMI要求データファイル
XRT:XATMI応答データファイル
XRV:XATMI受信データファイル
NRV:非同期型受信メッセージファイル
SRV:同期型受信メッセージファイル
なお,運用コマンド結果データファイルは,コマンドから取り出したデータからファイルを作成できません。そのため,このオプションに運用コマンド結果データファイルは指定できません。
このオプションを指定する場合,-oオプションを必ず指定してください。
-eオプションとは同時に指定できません。
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-i 入力データファイル名 〜〈パス名〉
運用コマンドで取り出したデータを格納した,入力データファイルの名称を指定します。このオプションを指定する場合,-oオプションを必ず指定してください。
-oオプション指定時に,このオプションの指定を省略すると,標準入力からの入力と見なします。
-eオプションとは同時に指定できません。
(5) 注意事項
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-oオプションを指定した場合に-iオプションの指定を省略すると,標準入力からの入力となります。そのため,入力ファイルをパイプ,リダイレクションなどで指定してください。なお,入力ファイルが指定されない場合,コマンドは入力待ち状態になります。この場合は,コマンドを強制的に終了させてください。
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アンロードジャーナルファイルのmjレコードデータには,マップ名が取得されていません。このため,-oオプションを指定して,非同期型受信メッセージファイル,または同期型受信メッセージファイルを作成する場合,入力データにmjレコードデータを指定すると,マップ名に次の仮定値を設定します。
マップ名の仮定値:UTOMAP