分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説

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2.4 メッセージキューイング機能を使った形態の処理概要

OpenTP1では,米国IBM社で開発した通信仕様(メッセージキューイング機能)を使って通信できます。

メッセージキューイング機能を使う場合は,メッセージキューイング機能を管理する製品(キューマネジャ)が必要です。メッセージキューイング機能では,アプリケーション間通信をキューマネジャが管理するため,UAPで通信手順を意識する必要はありません。

OpenTP1システムのキューマネジャとなる製品は,TP1/Message Queueです。メッセージキューイング機能を使う場合には,OpenTP1システムにTP1/Message Queueが必要です。

OpenTP1のメッセージキューイング機能については,マニュアル「TP1/Message Queue 使用の手引」を参照してください。

メッセージキューイング機能を使ったOpenTP1システムの構成の例を次の図に示します。

図2-5 メッセージキューイング機能を使ったOpenTP1システムの構成の例

[図データ]

<この節の構成>
2.4.1 メッセージキューイング機能の特長
2.4.2 メッセージキューイング機能を使った通信の概要
2.4.3 メッセージキューイング機能を使う場合の注意