分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説
メッセージ送受信の業務処理形態で,拡張プレゼンテーション機能の通信を実現できます。拡張プレゼンテーション機能を使用すると,OpenTP1システムのUAPの処理で,WSやPCに画面を表示したり,帳票を印刷したりできます。
拡張プレゼンテーション機能の通信では,TP1/NET/XMAP3を使用します。OpenTP1システムの通信相手となるWSにはXP/W,PCにはXP/Pが前提です。WS/PCで動作するXP/WまたはXP/Pは,GUI機能を使用してプレゼンテーション機能を実現します。OpenTP1システムにサービス要求するクライアントUAPとして,WS/PC側でプログラムを作成する必要はありません。
拡張プレゼンテーション機能を使ったメッセージ送受信形態の例を次の図に示します。
図2-4 拡張プレゼンテーション機能を使ったメッセージ送受信形態
プレゼンテーション機能の特長を次に示します。
拡張プレゼンテーション機能を使う場合,TP1/NET/XMAP3は,XMAP2/Wと連携して物理マップと論理マップ間のマッピング処理を実行しています。
UAPを作成するときは,画面上のマッピングについて意識する必要はありません。また,画面表示のために特別なメッセージを作成する必要はありません。通常のメッセージ送受信で論理メッセージを扱うのと同様に,UAPを作成できます。
XP/W,またはXP/Pを使うと,WSまたはPCの優れたプレゼンテーション機能を生かした画面で操作できます。さらに,GUIを使ったインタフェース環境で,各種のデータ操作を実現できます。
XP/W,およびXP/Pは,クライアント/サーバシステムを採用しています。そのため,OpenTP1システムとWS/PCの間で,最適な業務形態に合わせたシステムを構築できます。
TP1/NET/XMAP3については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を,XP/W,XP/P,およびXMAP2/Wについては,マニュアル「日立拡張表示印刷サービス XP/W」およびマニュアル「端末メッセージマッピング支援/ワークステーション XMAP2/W 解説・手引書」を参照してください。
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