COBOL2002 使用の手引 操作編
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cblcl2kコマンドの形式を次に示します。
- 形式1
![[図データ]](FIGURE/TD150060.GIF)
- 形式2
![[図データ]](FIGURE/TD150065.GIF)
- -List
- すべてのプログラムのカバレージ情報一覧を表示します。
- -Summary
- カバレージ情報のまとめを表示します。
- -Source
- すべてのソース情報を表示します。
- -Difference
- 差分ソース情報を表示します。
- -Unexecuted
- 未実行ソース情報を表示します。
- -UnexecutedDifference
- 差分未実行ソース情報を表示します。
- -Activate
- 呼び出し文情報を表示します。
- -All
- すべての情報を表示します。次の引数をすべて指定したのと同じです。
- -List,-Summary,-Source,-Difference,-Unexecuted,-UnexecutedDifference,-Activate
- -Allが指定されたときは,ほかの引数は無視されます。
- -Output
- カバレージ情報リストファイルのパス名を指定します。ファイルの拡張子は,「.cll」でなければなりません。省略時はカレントディレクトリに,最初に指定したプログラム情報ファイル名に拡張子「.cll」を付けたファイル名で出力されます。
- -Input
- プログラム情報ファイルのパス名を指定します。
- -Help
- cblcl2kコマンドの構文を表示します。-Helpオプションを指定すると,ほかの引数はすべて無視されます。
- 出力されるカバレージ情報リストの詳細については,「6.2.5 カバレージ情報の表示」を参照してください。
- 注意事項
- cblcl2kコマンドのメッセージは標準エラー出力へ出力します。
- cblcl2kコマンド名は,英小文字で指定します。
- cblcl2kコマンド名だけを指定した場合は,cblcl2kコマンドの構文を表示します。
- オプションは,英大文字,英小文字のどちらでも指定できます。オプションの始まりは,ハイフン(-)とします。
- オプションの区切り記号は空白文字とタブです。空白文字およびタブを区切り記号としたくないときは,オプションをダブルコーテーション(")で囲みます。
- 同じオプションを複数指定した場合は,最後に指定したオプションを有効とします。
- オプションにパスの付かないファイル名を指定したときは,カレントディレクトリのファイルとします。相対パスの付いたファイル名を指定したときは,カレントディレクトリを起点とする相対パスのディレクトリにあるファイルとします。
- オプションに複数のファイル名を指定するときは,コンマ(,)または空白文字で区切ります。また,アスタリスク(*)をファイル名の一部に指定することによって,(*)以外の文字が一致するすべてのファイルを指定できます。
- cblcl2kコマンドが返す終了コードは,次のとおりです。
終了コード |
内容 |
0 |
正常終了 |
1 |
エラー発生による終了 |
2 |
キー操作による割り込みによる終了 |
- -Helpオプションによるコマンドの構文は,標準出力へ出力します。それ以外のメッセージは,標準エラー出力へ出力します。
カバレージ情報の表示に必要なファイルを環境変数に指定します。
表7-2 環境変数(カバレージ情報の表示)
環境変数名 |
概要 |
CBLPIDIR |
プログラム情報ファイルの存在するディレクトリをパスで指定する。 |
- 注意事項
- カバレージ情報の表示のプログラム情報ファイルがパスの付かないファイル名または,相対パスで指定された場合,次のディレクトリを検索します。相対パスを指定したときは,次のディレクトリからの相対パスを検索します。絶対パスが指定されたとき,次の検索はしません。
1.環境変数CBLPIDIRで指定したディレクトリ
2.カレントディレクトリ
- プログラムが-CVInfコンパイラオプションでコンパイルされていない場合,カバレージ情報の表示の対象となりません。
カバレージ情報の表示では対象外とするエラーメッセージを出力します。
- カバレージ情報の表示の対象となるプログラム情報ファイルが一つもない場合は,カバレージの表示をしません。カバレージ情報リストファイルも出力しません。
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