Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

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付録A.7 収納機関情報を格納するためのユーザー用RDエリアの算出方法

収納機関情報をDBに格納するために,次の対象収納機関情報格納用テーブルの格納領域を用意します。なお,このテーブルは,通信サーバfor Billerに一つだけ必要です。

テーブルの種別 テーブル名
対象収納機関情報格納用テーブル HMPNR

なお,対象収納機関情報格納用テーブルだけを格納するユーザー用RDエリアを一つ確保することもできますが,そのほかのユーザー用RDエリアとまとめて確保することもできます。

ユーザー用RDエリアは,次の計算式から算出します。

ユーザー用RDエリア(バイト)=収納機関情報のレコード数(レコード)×1レコード当たりの最大サイズ(バイト)×1.25

次に,収納機関情報のレコード数,および1レコード当たりの最大サイズの考え方について説明します。

<この項の構成>
(1) 収納機関情報のレコード数
(2) 1レコード当たりの最大サイズ
(3) ユーザー用RDエリアの計算式
(4) 算出例

(1) 収納機関情報のレコード数

収納機関情報は,収納機関情報の変更コマンド(hmpnrcvctl)で,対象収納機関情報格納用テーブルに登録されます。

通信サーバfor Billerで扱う収納機関の数でレコード数が決まります。

収納機関の数:a

収納機関情報のレコード数
収納機関情報のレコード数(レコード)=a

(2) 1レコード当たりの最大サイズ

対象収納機関情報格納用テーブルの1レコード当たりの最大サイズは,63バイトです。ユーザー用RDエリアのサイズを算出する場合には,1レコード当たりの最大サイズで見積もる必要があります。なお,このテーブルには可変長項目が含まれていますが,全体サイズに大きな影響はありません。

(3) ユーザー用RDエリアの計算式

(1)および(2)の値を利用して,対象収納機関情報格納用テーブルのユーザー用RDエリアを算出します。

次にユーザー用RDエリアの計算式を示します。

ユーザー用RDエリア(バイト)=a×63×1.25

(4) 算出例

ユーザー用RDエリアの算出例を次に示します。

(例)
通信サーバfor Billerで扱う収納機関数が10機関あるとする。
この場合のユーザー用RDエリアの計算式を次に示します。
10(機関)×63(バイト)×1.25=787.5(バイト)
なお,ユーザー用RDエリアのため,繰り上げて788バイトの領域を確保します。