Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller
不正電文情報をDBに格納するために,次の障害情報格納用テーブルの格納領域を用意します。なお,このテーブルは,通信サーバfor Billerに一つだけ必要です。
テーブルの種別 | テーブル名 |
---|---|
障害情報格納用テーブル | HMPNERROR |
なお,障害情報格納用テーブルだけを格納するユーザー用RDエリアを一つ確保することもできますが,そのほかのユーザー用RDエリアとまとめて確保することもできます。
ユーザー用RDエリアは次の計算式から算出します。
ユーザー用RDエリア(バイト)=不正電文情報のレコード数(レコード)×平均電文長(バイト)×1.25 |
次に,不正電文情報のレコード数,および平均電文長の考え方について説明します。
不正電文情報は,次のようなタイミングで取得されます。
図A-6 不正電文情報を取得するタイミング(照会依頼電文の場合)
電文種別に関係なく,1日に送受信される電文のエラー発生の回数によって,不正電文情報のレコード数が決まります。エラーが発生した場合だけ取得するため,ほかのテーブルのようにレコード数は多くありません。
次に,不正電文情報のレコード数の計算式を示します。
不正電文情報のレコード数(レコード)=a |
障害情報格納用テーブルの1レコード当たりの最大サイズは,5,450バイトです。ユーザー用RDエリアのサイズを算出する場合には,1レコード当たりの最大サイズで見積もる必要があります。ただし,障害情報格納用テーブルの項目には,VARCHAR型の可変長項目であるMPN電文のデータ部が含まれるため,この部分に電文種別ごとの平均値を採用することで,用意するユーザー用RDエリアの見積もり量を抑えることができます。
次に,平均電文長の計算式を示します。なお,取消依頼電文(国庫金の場合,国庫金取消依頼電文),取消応答電文(国庫金の場合,国庫金取消応答電文),再送確認通知電文(国庫金の場合,国庫金再送確認通知電文)および再送確認応答電文(国庫金の場合,国庫金再送確認応答電文)の割合は無視できるほど小さいため,平均電文長の計算式には含めません。
平均電文長(バイト)=(b+c+d+e)÷4 |
(1)および(2)で算出した値を利用して,障害情報格納用テーブルのユーザー用RDエリアを算出します。
次にユーザー用RDエリアの計算式を示します。
ユーザー用RDエリア(バイト)=a×(b+c+d+e)÷4×1.25 |
ユーザー用RDエリアの算出例を次に示します。
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