Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

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付録A.6 金融機関情報を格納するためのユーザー用RDエリアの算出方法

金融機関情報をDBに格納するために,次のテーブルの格納領域を用意します。

収納サービスの種類 テーブルの種別 テーブル名
地方税・地公体料金,一般料金 対象金融機関情報格納用テーブル HMPNByyyyyyyy
国庫金 国庫金対象金融機関情報格納用テーブル HMPNByyyyyyyy

(凡例)
yyyyyyyy:収納機関コード

ユーザー用RDエリアは,ほかのテーブルと合わせて一つの領域を確保することもできますが,テーブルごとに異なる領域を確保することもできます。

ユーザー用RDエリアは,次の計算式から算出します。

ユーザー用RDエリア(バイト)=金融機関情報のレコード数(レコード)×1レコード当たりの最大サイズ(バイト)×1.25

次に,金融機関情報のレコード数,および1レコード当たりの最大サイズの考え方について説明します。

<この項の構成>
(1) 金融機関情報のレコード数
(2) 1レコード当たりの最大サイズ
(3) ユーザー用RDエリアの計算式
(4) 算出例

(1) 金融機関情報のレコード数

金融機関情報は,金融機関情報の変更コマンド(hmpnbnkctl)で,対象金融機関情報格納用テーブルまたは国庫金対象金融機関情報格納用テーブルに登録されます。

各収納機関で扱える金融機関情報数によって,対象金融機関情報格納用テーブルまたは国庫金対象金融機関情報格納用テーブルに登録される件数が決まります。

金融機関情報数(単位:件):a

金融機関情報のレコード数
金融機関情報のレコード数(レコード)=a

(2) 1レコード当たりの最大サイズ

各テーブルの1レコード当たりの最大サイズを次に示します。

ユーザー用RDエリアのサイズを算出する場合には,1レコード当たりの最大サイズで見積もる必要があります。

(3) ユーザー用RDエリアの計算式

(1)および(2)の値を利用して,各テーブルのユーザー用RDエリアを算出します。

次に各テーブルのユーザー用RDエリアの計算式を示します。

対象金融機関情報格納用テーブルの場合
ユーザー用RDエリア(バイト)=a×50×1.25

国庫金対象金融機関情報格納用テーブルの場合
ユーザー用RDエリア(バイト)=a×63×1.25

(4) 算出例

対象金融機関情報格納用テーブルのユーザー用RDエリアの算出例を次に示します。

(例)
金融機関情報数が500件あるとする。
この場合のユーザー用RDエリアの計算式を次に示します。
500(件)×50(バイト)×1.25=31,250(バイト)