Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

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7.2.1 電文保証の概要

通信サーバfor Billerは,MPNセンタから送信された電文を保証します。これを電文保証と呼びます。収納業務プログラムから送信された応答電文の中に不正な電文が含まれていた場合,通信サーバfor Billerは,MPNセンタから送信された依頼電文の内容を応答電文に設定することで,電文を保証します。通信サーバfor Billerが保証する電文には,次の種類があります。

通信サーバfor Billerによる電文保証の流れを次に示します。

図7-20 通信サーバfor Billerによる電文保証の流れ

[図データ]

注※
通信サーバfor Billerが不正な電文項目を発見した場合,通信サーバfor Billerが保証する前の電文は,不正電文情報としてDBの障害情報格納用テーブルに登録されます。障害情報格納用テーブルについては,「5.1 DBに作成するテーブルの種類」または「付録A.8 不正電文情報を格納するためのユーザー用RDエリアの算出方法」を参照してください。

このように電文保証では,収納業務プログラムが正常応答としていても,通信サーバfor Billerが不正な電文項目を発見した場合は,MPNセンタにエラー応答をします。通信サーバfor Billerがどの電文項目を保証するかについては,「7.2.2 通信サーバfor Billerが保証する電文項目」を参照してください。

電文保証のタイミングを次に示します。

図7-21 電文保証のタイミング(照会依頼電文の場合)

[図データ]