Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller
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ユーザーコールバックは次の手順で作成します。なお,ユーザーコールバックは,通信サーバ管理者が作成してください。
- サンプルファイルを任意のディレクトリにコピーする
サンプルファイルは,次のディレクトリに格納されています。
- 地方税・地公体料金の場合
- (通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/examples/uoc/public/
- 一般料金の場合
- (通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/examples/uoc/general/
- 国庫金の場合
- (通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/examples/uoc/treasury/
このディレクトリには,次のサンプルファイルが格納されています。
表6-3 ユーザーコールバックのサンプルファイル
ファイル名 |
種別 |
HMpnUoc.c |
サンプルファイル |
HMpnUoc.h |
ヘッダーファイル |
Makefile |
メイクファイル |
なお,サンプルファイルは,直接編集しないでください。必ずコピーしたサンプルファイルを使用してください。
- ファイルの属性を変更する
コピーしたファイルに,書き込み権限を追加してください。
- コピーしたファイルを編集し,処理を追加する
ユーザーコールバックの仕様については,「6.5 ユーザーコールバックインターフェース」を参照してください。
- サンプルメイクファイルを編集する
ライブラリを生成するために,ユーザーコールバックを作成する環境に応じて,サンプルメイクファイルを編集します。
- ライブラリを生成する
次の形式で,メイクを実行してください。
メイクを実行すると,ライブラリが生成されます。生成されるライブラリは,次のとおりです。
表6-4 ユーザーコールバックのライブラリ
ファイル名 |
種別 |
- AIX 5Lの場合
libhmpnuoc.a
- HP-UXの場合
libhmpnuoc.sl
|
地方税・地公体料金用ライブラリ |
- AIX 5Lの場合
libhmpnuocgen.a
- HP-UXの場合
libhmpnuocgen.sl
|
一般料金用ライブラリ |
- AIX 5Lの場合
libhmpnuoctrs.a
|
国庫金用ライブラリ |
- 通信サーバfor Billerが稼働中の場合,停止する
状態表示コマンド(hmpnstat)を実行して,通信サーバfor Billerが稼働中かどうかを確認します。通信サーバfor Billerが稼働中であれば,停止してください。なお,通信サーバfor Billerが開局中の場合は,閉局コマンド(hmpnclose)を実行して閉局してから,停止してください。
通信サーバfor Billerの停止方法については,「8.2.7 通信サーバfor Billerの停止」を参照してください。
- 生成したライブラリを所定のディレクトリにコピーする
次の形式で,手順5で生成したライブラリを(通信サーバfor Billerのセットアップディレクトリ)/usrlibにコピーしてください。なお,コピーする前に,同じ名前のライブラリがコピー先ディレクトリに存在しないことを確認してください。
ここでは,地方税・地公体料金用ライブラリを生成したときの例を示します。
# cp libhmpnuoc.sl $HMPNDIR/usrlib
|
- 通信サーバ管理者でログインする
通信サーバfor Billerを起動するために,通信サーバ管理者でログインしてください。
- 通信サーバfor Billerを起動する
通信サーバfor Billerの起動方法については,「8.2.2 通信サーバfor Billerの起動」を参照してください。
- 注意
- 独自に作成したライブラリを,通信サーバfor Billerが提供するライブラリに変更する場合,所定のディレクトリにあるライブラリを必ず削除し,その後ファイル初期化コマンド(hmpnblinit)を実行してください。
- 独自のライブラリを,マルチスレッドライブラリとして作成することはできません。
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