Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller
通信サーバシステム定義に指定する,トレース出力レベル,プロセス別トレースのしきい値および統合トレースのしきい値について説明します。定義値の変更が必要な場合は,参考にしてください。
トレースにはプロセスごとに取得するプロセス別トレースと,マシン上で動くプロセス全体のトレース情報を取得する統合トレースがあります。
トレースに出力されるメッセージのエラーレベルは,トレースレベルによって異なります。トレースレベルと出力されるメッセージのエラーレベルを次に示します。
表4-53 トレースレベルと出力されるメッセージ
トレース レベル |
基準 | 出力されるメッセージ のエラーレベル |
---|---|---|
0 | システムの稼働時に必ず出力されます。性能への影響は,無視できる程度です。 | エラーメッセージ(-E)まで |
10 | システムの稼働時に必ず出力されます。性能への影響は,無視できる程度です。 | 警告メッセージ(-W)まで |
20 | ユーザーサイトで再現テスト時に出力されます。性能への影響があっても,処理の流れの概略がわかるレベルです。 | 注意メッセージ(-C)まで |
30 | 障害調査用です。 | 付加情報メッセージ(-I)まで |
プロセス別トレースと統合トレースに出力するメッセージは,次の項目で設定します。
トレースレベルとしきい値の関係を次に示します。
図4-9 トレースレベルとしきい値の関係
上記の図では,次のようなトレースレベルの推奨値を通信サーバシステム定義で指定しています。
推奨値を指定した場合,プロセス別トレースにはトレースレベル0および10の内容が出力されます。また,統合トレースには,トレースレベル0の内容が出力されます。
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