Groupmax Object Server Version 6  システム管理者ガイド

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xodjnllsシステムジャーナルファイルの情報表示

形 式

xodjnlls -j sys -g ファイルグループ名〕 -d〕

機 能

ジャーナルファイルについての情報を表示します。

オブジェクトサーバ停止中に実行すると,ファイルグループ名だけが表示されます。

オプション

-j sys

システムジャーナルファイルについての情報を表示する場合に指定します。

-g ファイルグループ名

システムジャーナルファイルの情報を表示するとき,特定のファイルグループの情報を表示する場合に8バイト以内の識別子で指定します。このオプションを省略すると,すべてのファイルグループの情報を表示します。

-d

システムジャーナルファイルの情報を表示するとき,要素ファイルの情報を表示する場合に指定します。このオプションの指定を省略すると,要素ファイルの情報は表示されません。

注意事項

出力例

グループ 種別 世代番号 状態  ランID ブロック番号 ・・・1

aaaaaaaa bbb  cccccccc defghi jjjjjjjj kkkkkkkk llllllll

     要素    要素状態    レコード数 物理状態 ・・・2

     mmmmmmmm  nopqr ssssssss tttttttt  uvwxy

1:ファイルグループ情報を示します。

2:要素ファイル情報を示します。

(凡例)

aaaaaaaa:ファイルグループ名

bbb :ファイル種別
sys:システムジャーナルファイル

cccccccc:ファイルの世代番号(16進数)

defghi :
ファイルグループの状態が,6文字で表されます。それぞれの意味は次のとおりです。
d :ファイルグループのオープン状態

 o:オープン中
該当するファイルグループを構成する要素ファイルがオープンされています。

 c:クローズ中
該当するファイルグループを構成する要素ファイルがクローズされています。
e :ファイルグループの状態

c:現用
ファイルグループが有効な要素ファイルで構成されていて,現時点でジャーナルの出力対象になっています。

s:待機
ファイルグループが有効な要素ファイルで構成されていて,現時点でジャーナルの出力対象になっていません。

n:予約
ファイルグループが有効な要素ファイルで構成されていません。
f :ファイルグループのアンロード状態

u:アンロード待ち
スワップされて現用でなくなり,アンロードする必要のあるジャーナルを含んでいます。

-:アンロード済み
g :ファイルグループが上書きできるかできないかの状態

d:上書きできません
システムの回復に必要なジャーナルを含んでいます。

-:上書きできます
システムの回復に必要なジャーナルを含んでいません。
h :ファイルグループのオブジェクトサーバでの状態

b:
xodjnlunlコマンド,又はxodjnlchgコマンドで使用中か,あるいは回復処理で使用中の状態です。

-:
xodjnlunlコマンド,又はxodjnlchgコマンドで使用中か,あるいは回復処理で使用中でない状態です。
i :ファイルグループの不整合状態

c:
過去に現用として使われていたときに,障害によって管理情報が現用のままとなっている要素ファイルがあります。例えば現用中にジャーナルの出力障害が発生したファイルグループなどです。

-:
過去に現用として使用され,正しく処理されているファイルです。

jjjjjjjj:ランID(16進数)
ファイルが使用されたときのジャーナルサービスのランIDです。

kkkkkkkk:先頭ブロック番号(16進数)

llllllll:最終ブロック番号(16進数)

mmmmmmmm:要素ファイル名

nopqr  :要素ファイルの状態
要素ファイルの状態が,5文字で表されます。それぞれの意味は次のとおりです。
n :要素ファイルのオープン状態

o:オープン状態
該当する要素ファイルを構成する物理ファイルがオープンされています。

c:クローズ状態
該当する要素ファイルを構成する物理ファイルがクローズされています。
o :要素ファイルが使用できるかどうかの状態

n:
要素ファイルが,オンラインで使用できる物理ファイルで構成されていません

u:
要素ファイルが,オンラインで使用できる物理ファイルで構成されています。
p :要素ファイルのアンロード状態

u:アンロード待ち
アンロードする必要のあるジャーナルを含んでいます。

-:アンロード済み
q :要素ファイルの閉塞状態

h:閉塞中
該当する要素ファイルを構成する物理ファイルで障害が発生したため,以降ジャーナルを取得していない物理ファイルを含む要素ファイルです。

-:閉塞中ではありません(正常な要素ファイルです)
r :要素ファイルが読み込みできるかどうかの状態

r:
該当する要素ファイルを構成する物理ファイルが読み込みできない状態です。全面回復又は部分回復しようとしても,ジャーナルが消去(初期化)されていて,読み込みできません。システムジャーナルファイルの障害の要因を取り除いた後,物理ファイルを再作成してオープンした場合,この状態になります。

-:
該当する要素ファイルを構成する物理ファイルが読み込みできる状態です。

ssssssss:該当するファイルでの使用済みレコード数(16進表示)
ジャーナルを出力したオブジェクトサーバファイルシステム上のレコード数です。0が表示されているときは,ジャーナルが1件も出力されていない場合です。全面回復完了後,現用以外の状態の場合,使用済みレコード数の内容が正しくなくなることがあります。

tttttttt:該当するファイル内の全レコード数(16進表示)
ジャーナルを出力できるオブジェクトサーバファイルシステム上のレコード数です。ファイル内の全レコード数はジャーナルサービスがジャーナルブロックを出力できるオブジェクトサーバファイルのレコード数です。この値はxodjnlinitコマンドの-nオプションで指定したレコード数から4を引いて求めます。

uvwxy:
物理ファイルの状態が,5文字で表されます。それぞれの意味は次のとおりです。
u :物理ファイルのオープン状態

o:オープン中
ジャーナルサービスが該当する物理ファイルをオープンしています。

c:クローズ中
ジャーナルサービスが該当する物理ファイルをオープンしていません。
v :物理ファイルの状態

c:現用
・ファイルグループの状態が現用のとき:
 実際にジャーナルの出力対象になっていることを示します。
・ファイルグループの状態が現用でないとき:
 過去に現用だったときに障害が発生し,回復されていないためにシステムステータス情報が残っている状態です。この場合は,次のどちらかの処理をしないと再使用できません。
  1. xodjnlunlコマンド,又はxodjnlchgコマンドで状態を回復します。
  2. xodjnlinitコマンドで初期設定します。

s:待機
w :物理ファイルのアンロード状態

o:アンロード待ち
該当する物理ファイルに,アンロードする必要のあるジャーナルがあります。

-:アンロード済み
該当する物理ファイルには,アンロードする必要のあるジャーナルはありません。
x :物理ファイルの閉塞状態

h:閉塞中
ジャーナルの出力,又はジャーナルファイルヘッダの入出力で障害が発生し,以降ジャーナルを出力していません。

-:閉塞中ではありません
ジャーナルを出力できます。
y :物理ファイルが読み込みできるかどうかの状態

r:読み込みできない状態
全面回復,部分回復しようとしても,ジャーナルが消去(初期化)されていて,読み込みできません。システムジャーナルファイルの障害の要因を取り除いた後,物理ファイルを再作成してオープンした場合,この状態になります。

-:読み込みできる状態です。
注意
1レコードとは,ジャーナルサーバで管理するファイルシステム上の4,096バイトのエリアのことです。

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