Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
形 式
xodbuse 〔-m マスタディレクトリのファイル名〕〔-a エリア名称〔,エリア名称〕・・・〕
機 能
データベースエリアの使用状況の表示では,ディクショナリ用エリア,ユーザ用エリア,OIDインデクス用エリア及びインデクス用エリアの使用状況を表示します。使用状況は標準出力に出力されます。設定によってファイルに出力することもできます。
データベースエリアの使用状況から,次のことが分かります。
- データベースエリアのファイルの増分
- データベースの再編成が有効なエリア
- データベースが満杯に近づいているエリア(ユーザ用エリア及びインデクス用エリア)
- エリア再構成パラメタに指定する値の見積もり値
出力した表示の見方については,「4.3.2 データベースエリアの使用状況表示」を参照してください。
オプション
-m マスタディレクトリのファイル名称
使用状況を表示するデータベースのマスタディレクトリのファイル名称を指定します。2〜175バイトのパス名で指定します。通常,このオプションを指定する必要はありません。
オブジェクトサーバが起動中にこのコマンドを実行してオブジェクトサーバと接続できた場合は,このオプションの指定は無視されます。
このオプションを省略した場合,オブジェクトサーバが停止中にこのコマンドを実行したとき,又はオブジェクトサーバと接続できなかったときには,システム共通定義ファイル($XODCONFPATH/xodrc)で定義しているマスタディレクトリのファイル名称が仮定されます。
-a エリア名称〔,エリア名称〕・・・
表示対象エリアを限定する場合に,表示するエリアの数だけ繰り返して指定します。一つのエリア名称は1〜30バイトの<文字列>で指定します。このオプションを省略すると,すべてのエリアを表示対象にします。
なお,このオプションで指定できるエリア名,・・・の文字数の最大は,-mオプションを指定する場合は(254−指定したマスタディレクトリのファイル名のバイト数)バイト,指定しない場合は255バイトです。
終了ステータス
コマンドの終了ステータスを示します。
0 :正常終了
0以外:異常終了
出力例
- xodbuseコマンドで出力した表示状況を,ファイルに出力する実行方法の例を次に示します。
- ファイル「result」にデータベースエリアの使用状況を出力する
xodbuse > result
注意事項
このコマンドを実行できるのは,オブジェクトサーバのシステム管理者だけです。
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