Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
- <この項の構成>
- (1) コマンドの入力方法
- (2) コマンドの記述形式
オブジェクトサーバのコマンドは,シェルに入力して実行します。
コマンドの記述形式を次に示します。
- コマンド名 [オプション …] [コマンド引数 …]
- (例)
- $ cmd -n -o 99 server1
- cmd :コマンド名
- -n, -o 99:オプション
- server1 :コマンド引数
コマンド名は,実行するコマンドのファイル名称です。スーパユーザ又はオブジェクトサーバのシステム管理者だけが,これらのファイルにアクセスできます。
オプションの入力方法を次に示します。
なお,次の説明中に使用する「$」はシェルのプロンプト,「cmd」はコマンド名称を表します。
- オプションの形式
オプションはマイナス記号(−)で始まる文字列で,場合によっては一つの引数をとります。
形式1:−オプションフラグ
形式2:−オプションフラグ フラグ引数
- (凡例)
- オプションフラグ:1文字の英文字。大文字と小文字は区別されます。
- フラグ引数:オプションフラグに対する引数です。
- なお,一つのコマンドに指定できるフラグ引数の長さ(バイト数)の総和は,(256−指定されたフラグ引数の数)以下でなければなりません。
- オプションの指定規則
- フラグ引数をとらないオプションフラグは,一つのマイナス記号の後にまとめて指定できます。
- (例)
- 次の二つは同じ意味です。
- $ cmd -a -b -c
- $ cmd -abc
- フラグ引数をとるオプションフラグのフラグ引数は,省略できません。
- オプションフラグとフラグ引数の間には,空白又はタブが必要です。
- (例)
- 誤:$ cmd-f
- 正:$ cmd -f
- フラグ引数中に空白を含める場合は,前後を引用符(")で囲まなければなりません。
- (例)
- オプションフラグ:f
- フラグ引数:1 2
- $ cmd -f "1 2"
- 同じオプションフラグを2回以上指定できません。
- (例)
- 誤:$ cmd -a 1 -a 2
- オプションは,コマンド引数の前に指定しなければなりません。
- (例)
- オプションフラグaが引数をとらない場合,file及び-bはコマンド引数とみなされます。
- $ cmd -a file -b
- 二つのマイナス記号は,オプションの終わりを示します。
- (例)
- -bはコマンド引数とみなされます。
- $ cmd -a -- -b
- マイナス記号だけのオプションは入力できません。
- (例)
- −は,コマンド引数とみなされます。
- $ cmd -
コマンド引数は,コマンドの操作対象を表します。
なお,一つのコマンドに指定できるコマンド引数の長さ(バイト数)の総和は,(256−指定されたコマンド引数の数)以下でなければなりません。
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